お知らせ一覧

自動下書き

2018.05.21

トビラコへようこそ!
 

「寄り添う」って、まさにこういうことよね、という本に出会いました。
 
中川信子さん(言語聴覚士)の新刊『Q&Aで考える保護者支援 発達障害の子どもの育ちを応援したいすべての人に』(学苑社)です。
 
特別支援の先生、保育士、療育施設の職員など支援者けですが、保護者である親のみなさんにもおすすめ。
 
例えば、療育施設に通わせたがらないお母さんをどう説得したらよいかという保健師さんの相談。
 
療育の良さをなんとか伝えようとするけど、聞き入れてもらえないお母さん。「幼稚園で集団の中に入れば伸びるかもしれない」と期待しているのです。一方、保健師さんは、長年多くの子を見てきて早くに療育に通った方がいいに決まっているのに、思っています。
 
これに対して中川さんは、保健師さんに「おっしゃることは正論」、でもね、親ってそういうものじゃないでしょ、と親に寄り添うことを保健師さんに諭します。
 
もう少ししたら、他の子と同じことができるようになるかもしれない。あと半年くらいしたらもっと言葉が増えているかもしれない。そう期待する親の気持ち、わかっていますか? とまずは釘をさします。
 
さらに、この保健師さん(熱心で悪気のない方です)の物言いにも一言。
 

ちょっと長くなりますが、引用させていただきます。
 
「家庭でのかかわりの改善を図る」「経過を”観察”する」「終了になる」「”問題”がはっきりしてくる」「(療育を紹介する)流れになっている」などの言い方。
 

あまり気づいていらっしゃらないかもしれませんが、保健分野特有の見方や用語ですよね。私も、関係者同士ではこういう物言いをしますが、こういう”言い方”をするということは、そういう”見方”をしているということ。
ナーバスになっている保護者は、質問者(相談した保健師のこと)や私たちの言外のそういう振り分けるニュアンスを感じて、なんとなく「イヤな感じ」になっておられるのではないでしょうか。
 
引用終わり。
 
みごとです、さすがです、中川先生。
保護者は、ちょっとした言葉のはしばしに「寄り添ってもらえない」感を抱いてしまうものなのです。人は正論だけでは動けません。
 
「療育の扉は誰かに押されて開けるものではなく、自ら開けるもの」と中川先生はいつもおっしゃっています。
 
この本の帯には「親と専門家は子どもの健やかな育ちを共に喜び合う仲間です」とありました。
 
支援する、される、という関係ではなく、成長を共に喜び合いましょう、という願いが込められた本です。
 
よかったらどうぞ、お手にとってみてください。たくさんのQ&Aの中にひとつかふたつは、あ、これ私のことかも、あの先生のことかも、というものがあると思います。

 

 
 

トビラコ店主より

 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

LINE@(ラインアット)始めました。
新商品の情報、イベント情報、お得な情報などお知らせします。
お友達登録、よろしくお願いします。
https://line.me/R/ti/p/%40tkp7918v

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サイトオープン1周年「ありがとう!」キャンペーン実施中。
毎月3名様にtobiracoオリジナル商品を1点さしあげます。
詳しくは、こちらを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。

発達障害の子のための精油

tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの?
という方のためには「香りお試し便」(費用は切手代のみ)をお届けしています。

「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック(試香紙)に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。

ご希望の方は、返信用の封筒に82円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。

<返信用の封筒にお書きにいただくこと>
1)お届け先のご住所2)郵便番号3)お名前
82円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。

<宛先>
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
株式会社 tobiraco「香りお試し便」係

お申し込みいただいてから、ほぼ1週間以内にお届けできるようにいたします。

発達障害の子のための精油

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

トビラコが編集した本

【6刷り間近か】『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)

ーーーーーーーーーーーーーーー