自動下書き
トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
子どもが泣いていたり、痛がっていたり、嫌な思いをしたりしていたときに、自然と「悲しかったね」「痛かったね」「嫌だったんだ」と言葉にすることってあります。
これは、とてもいいことなんだそうですよ。
痛がっている子に、「そんなの痛くないよ」といって、励ますつもりでも、痛いか痛くないかを決めるのは本人なわけです。
それよりも、その子の気持ち受け止めるために、できることが「言葉にする」こと。
『発達教育』(発達協会)という専門雑誌に書かれていました。
これを読んで思い出したのが、『発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志著 tobiraco編 小学館)でとりあげた「いま、どんなきもち?」(大阪府人権教育研究協議会)ポスターです。
「ムカつく〜」「びくびく」「えっへん」「ほんわか」など、いろいろな気持ちを言葉にして表情豊かな子どものイラストが描かれています。
感情を言葉にすることを感情のラベリングというそうです。いま、自分はものすごく腹を立てているんだ、いま悲しいんだ、こうした感情を自覚できるようになるために「いま、どんなきもち?」ポスターがあります。親が聞いてもいいのです。
「ムカつく〜」のイラストを指差して「いま、これだね。ムカつく〜、なんだね」と言葉にして、ムカつく理由を聞くという使い方です。ポスターは自由にダウンロードできます。
で、ここが肝心なのですが、このポスターの裏に書かれていた次の言葉が目からウロコでした。
感情にいい、悪いはありません。
喜びの感情は良くて、怒りの感情が良くないということはないということです。
感情というのは、自然とわきあがってくるもの。そこに「良い」「悪い」の判断をつけることはできないわけです。仮に「嫉妬」という感情があったとしても、それも「良い」「悪い」という次元で語れるものではありません。
自然にわきあがってくる感情を、誰にも受け止めてもらえない時に、さまざまな問題が勃発するのだと思います。
よく「オレの気持ちがわかってたまるか」的な場面がありますが、あれは裏を返すと「オレの気持ちを受け止めてくれ」という叫びなのかもしれません。
「痛かったねえ、痛いの痛いの飛んでけ」は、そう考えるとなかなかいい対応ですよね。
あと、急いで付け加えると、受け止める人は、どっしり構えて安心させることも大事なんだそうです。何つけても、子どもに「安心」を与えることは大人の大切な役割でもありますよね。
トビラコ店主より
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