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触られることが大嫌い。ちょっと腕や肩に触れられたり、髪の毛に触れられただけでもギャッと飛びのくように避け、ときには触った相手を突き飛ばすほど嫌がる子がいます。
水に入れた貝を思い浮かべてみてください。貝は、貝殻からちょこっと舌を出すように身を出します。指でつつくとすぐに引っ込めてしまって、自分の身を守ります。貝には目がありません。だから「触覚」でしか、近づいてきた相手を知ることができないのです。
ジュラ紀とかカンブリア紀とか、そのくらいのものすご〜く昔、ヒトがヒトになるまえ、海の中の生物だったころ目がありませんでした。敵を察知するのに頼れるのは「触覚」だけです。少しでも触れたら「すわっ、敵!」とばかりに逃げる、あるいは攻撃する。この二つしか身を守ることはできなかった時代がありました。でも、目というものができてからは、自分の近くの相手を見ることができ、敵か仲間か、あるいは餌かがわかるようになりました。
目の誕生で生物は劇的に変化していくわけですが(先週の日曜 放映のNHK「ダーウィンが来た!」で放映してました)、触覚に頼っていたころの名残が脳の古いところに残ってしまっている場合があるそうです。
それが「触覚防衛反応」。
肌や髪に触れたものは「敵かもしれない!」と古い脳が反応して、さっと避けたり、逆に攻撃したりしてしまう。発達障害の子に多いそうです。全員というわけではないです。でも感覚過敏の子は、かなりその傾向があるのではないでしょうか。何も知らない人からは誤解されてしまいますよね。本人もつらいと思います。触られると緊張するので、気が休まりません。
手に触れたものが「敵」ではないよ、ということを知るためにいろいろな感触を体験する遊びがいいそうです。
箱や袋の中に、いろいろな感触のもの(スポンジ、たわし、タオル、粘土など)を入れておいて、触っただけで当てるゲーム。たわしで手や足をゴシゴシする遊び。作業療法士の木村順さんがすすめています。たわしでゴシゴシするときには、必ずゴシゴシしているところを見るようにするといいそうです。つまり、ゴシゴシの感触は決して危険じゃないよ、「たわし」だよ、ということを体で覚えるようにするんでしょうね。
こうした遊びが、触覚防衛反応を軽減するそうです。
モンテッソーリ教育の教材にも「ひみつ袋」というのがありますね。感覚教具というそうです。ご興味あるかたは検索してみてください。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)