トビラコへようこそ!
見通しを立てるのが苦手な子のために絵カードというものがあります。これからやるべきことを絵にして時系列に並べて確認できるようになっています。
朝起きる → 顔を洗う → 着替える → 朝ごはんを食べる → 歯を磨く → 学校へ行く。 というような行動がイラストで描かれていて1枚ごとにウォールポケットなどに入れて使います。
見通しの見える化ですよね。今でこそ、これはいいものだなと思うのですが、初めて見たときはここまでしなくても、いいのでは? と思いました。
でも、ある特別支援学校の先生から見通しについての話を聞いて絵カードの必要性を知りました。
それは、こんな話でした。
お風呂に入りなさい、と親に言われるとその場で裸になってしまうというのです。着替えるのはお風呂場の脱衣所でというのが自然と頭に入っている人間にとって、お風呂と聞いて、そこがリビングであろうが、子ども部屋であろうが、その場で裸になるというのが驚きでした。なので、
お風呂場の脱衣所に行く → 服を脱いでカゴに入れる → お風呂場に入る
という見通しを見える化する必要があるわけです。言葉では伝わりません。その行為が具体的に絵に描かれていることが重要です。
で、最近、この絵カードに達成感というおまけ付きのステキなものを発見しました。
木の絵カードです。カードというよりも札。その木の札にイラストで絵が描かれていて、その上に時刻を示す時計マークもあります。
札を裏返すと「できた」と描かれているので、裏返すたびにうれしくなりそうです。
SNS上でこれを知ったのですが、まだ販売にはこぎつけていないようです。
見た目がとても可愛くて温かみがあります。何より「できた」というのがすごくいいなと思いました。
もし、絵カードをお使いの方がいらしたら、裏に「できた」マークをプラスすると、うれしくなるんじゃないでしょうか。
日常生活は、小さな「できた」の積み重ねです。それも見える化してあげると、小さな喜びが増えるように思えてきます。
トビラコ店主より
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人気ブロガーのアマミモヨリさんが「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」をブログに書いてくれました。おもしろくて、ためになる使い方です。
http://ameblo.jp/amami-blog/entry-12282332914.html?frm_src=favoritemail
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
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