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小学生の自己肯定感がとても低くなっているそうです。
今の小学生事情に詳しい子育て雑誌の編集者が教えてくれました。
「まわりに合わせよう」とする意識が強くなってきているとも聞きました。
「低い自己肯定感」、「まわりと合わせようとする」
このふたつは、もちろん関係があると思います。
自分をOKと思えないから、まわりに合わせようとしてしまう。
多様性だ、個性だ、といわれているけど実際にはその逆のことが小学校ではおきているわけです。
でも、これは今に始まったことではないように思います。
ある企画で全国の小学校を回ったのが20年以上も前。教室で何度となく耳にしたある言葉ありました。
「おまえ、目立ちすぎ」
なんともいえない違和感があったことをいまでも覚えています。目立ちすぎと言われた子が、そんなに目立つことをやっているように全然思えない。何をやったり言ったりして目立っているのかさえわからない。でも子どもたちの間では、他とは違って見えていたんですね。
仮に目立ったとしても、「目立ちすぎ」と指摘すること自体、やはり違和感があります。なぜ、目立ってはいけないのでしょうか？
ひとつのクラスには、目立つ子もいれば目立たない子もいる、そういうものではないでしょうか。
目立つのはダメ、他の子とちょっとでも違っているのもダメ。まるで息をするなと言われているようです。そんなところで１日の大半を過ごしていたら、自己肯定感なんてもてません。
いったい、どうしたらいいのか、トビラコ店主もわかりません。
ただ、いえるのは、学校以外の居場所が子どもには必要だということです。
同調圧力のない、まわりに合わせなくてもすむ場所が家庭以外にもいくつかあるといいですよね。
「目立ちすぎ」と最初に言ったのは、先生とか親とか大人だったのではないでしょうか。目立つことがいけないこととして、子どもに刷り込まれたような気がします。
トビラコ店主より
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