トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
連休になるといつもお伝えしていることがあります。
「外出先で子どもをトイレにひとりで行かせてはダメ」という話です。あ、あの話ねという方は、どうぞスルーしてくださいね。
編集者時代に取材させていただいた犯罪学の小宮信夫先生(立正大学教授)のお話は、子育て中の親全員に知ってほしいことなので、勝手に普及活動に努めています。
小宮先生によると犯罪が起きやすい場所とそうでない場所があるそうです。
犯罪が起きやすい場所は「入りやすく、見えにくい場所」。
誰もが入ることができて、いったん入ると外からは見えにくい場所です。公共のトイレはまさにその法則にピッタリあうわけです。
小宮先生を囲んでお母さんたちとの座談会をしたときも、出たのはその話。ショッピングセンターのトイレで被害にあって救急車で運ばれた女の子の話も出ました。
いつも行くショッピングセンターのトイレであっても、図書館のトイレであっても、公園のトイレであっても「入りやすく、見えにくい場所」であることにかわりはありません。
子どもが被害者になる性犯罪はなかなか表に出ないし、表に出るのはニュースになるほど重大な事件になってしまったときです。
トイレには必ず親同伴で。子どもが異性の場合は、外で待っていることをアピールすること。「お母さん(お父さん)、外にいるからね」と大きな声で言いましょう。犯人がもっとも嫌がるのは、親が近くにいることです。
とにかく場所なんだということで、「人を見るな、場所を見ろ」とも小宮先生はおっしゃっていました。「人を見ると間違える」という意味でもあります。
犯人は、いかにも悪いことしそうには見えません。好青年に見えるかもしれないし、裕福そうな紳士に見えるかもしれません。優しそうなおじいさんかもしれません。悪いことしそうな人かどうかよりも、見るのは悪いことが起きそうな場所かどうか。
公共のトイレ、公園の茂み、歩道橋の上、車の中、マンションの階段下、エレベーターの中など、すべて「入りやすく、見えにくい場所」です。子ども自身が「危ない場所」をわかるようになるといいですよね。散歩しながらでも、小宮先生のお話を伝えてみてはどうでしょうか。
あ、それから、「人混み」も「入りやすく、見えにくい場所」。人の目がたくさんあるから安全と思うかもしれません。でも、人混みの中の人の目は子どもを見ているわけではありません。連れ去り事件は意外と人混みでも発生しています。幼児なら手を離さない、少し大きい子もで目を離さないというのが人混みを歩く時の鉄則です。
小宮先生のお話を頭の片隅に入れつつ、どうぞ、楽しい連休をお過ごしください。
トビラコ店主より
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