トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
感覚過敏が、最近になって注目されているのは理由があったんですね。
アメリカの精神医学会が「感覚過敏」を診断基準に加えたからです。医師でありノンフィクション作家の松永正訓氏は著書『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年間』(中央公論新社)のなかで、感覚過敏がこれまで注目されなかったことが不思議でならないと述べています。
生まれて間もない時期から聴覚に過敏があるなら、健常な発達などあり得ない。不快な音に世界が満ちていれば、不快なものから逃れようとして、好きなものに固着し、それがこだわりとしてあらわれるのではないか、と語る松永氏。
専門家でないトビラコ店主は、感覚過敏とこだわりの関係について語るほどの知識を持ち合わせていません。
でも、以前より感じていたのは、感覚過敏であることは、そうでない子(人)に比べてストレスはかなり高いであろうことです。ま、考えるまでもないことではありますが。
不快な音に身を置き、肌着がチクチクと刺さるように感じたり、光が眩してく疲れたり。。それはストレスにさらされる日々です。
肌着に関しては、『子供の「脳」は肌にある』(山口創著 光文社新書)に興味深いデータが掲載されています。
硬い肌着を着ると、自律神経の働きに悪影響を及ぼし、免疫力が低下するというのです。
九州大学の実験です。
幼児に市販の肌着と、特別に25%柔らかさを増したソフト肌着を着せて、それぞれの場合の唾液と尿を検査したところ、硬い肌着を着た場合、免疫機能が低下していることがわかりました。
硬い肌着は自律神経の働きに悪影響を及ぼし体温調節も正常に働かなくなるそうです。また、別の実験では、柔らかな肌着を着ている被験者の方が計算能力がわずかながら向上したという結果も出ています。
感覚過敏の子は、触覚過敏であることも多いように思います。発達障害であるということは、自律神経がそれほどうまくは働いていません。そこへもってきて「肌触りの悪い」肌着や洋服は、さらに自律神経に影響し、ストレスを助長させることになるでしょう。
肌着はいち例にすぎませんが、感覚過敏の子に低刺激な環境整備。それだけでもストレスが軽減されます。
トビラコ店主より
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