トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
『発達教育』(発達協会)という雑誌には、いつも教えられます。
6月号の特集は「障害を持つ子どもと非行、反抗」です。
網走刑務所の医師 富田拓さんが執筆されています。
その中に自閉スペクトラム症の子が爆発する事例が出ていました。
理不尽な学習を要求する親に対してむしろ従順すぎるほどだった自閉スペクトラム症の子が、次第にストレスをためていき、ついに爆発。自分の感情を伝えるのが苦手なこともあって、親が爆発に至る過程に気づかない。そもそもストレスをためていたことに気づかずに「どうしてあの子が」と驚いてしまう、という事例です。
社会に出て仕事をするようになっても同じことが起きるんだろうな、と思います。
理不尽な要求にも従順であると、相手はそれでいいと思ってしまいます。
いよいよ、これ以上は無理となったら、たまったマグマが吹き出すように爆発してしまいます。それを周囲は「キレた」というわけです。
「感情が表にあらわれにくい」という特性を、学習や仕事をさせる側は知っておいたほうがいいし、ある程度の年齢になったら本人も自分の特性を理解しておくことは大事ですよね。
自閉症は「空気が読めない」というのは、必ずしもあたっていなくて、むしろ空気を読みすぎ。過剰に周囲に適応しすぎ。そのため、ストレスをためる傾向にあるという話を聞いたことがあります(もちろん、自閉症が全員そうというわけではありません)。
「従順すぎる」は、いつか「赤」に変わる黄色信号なのかも。
トビラコ店主より
ーーーーーーーーーーーーーーー
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に、月1回の連載をしています。
ーーーーーーーーーーーーーー
ウェブサイト以外でも発信しています。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。
tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの?
という方のためには「香りお試し便」(費用は切手代のみ)をお届けしています。
「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック(試香紙)に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。
ご希望の方は、返信用の封筒に82円切手を貼ってトビラコ宛にお送りください。
<返信用の封筒にお書きにいただくこと>
1)お届け先のご住所2)郵便番号3)お名前
82円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
<宛先>
〒 145-0065
東京都大田区東雪谷1-12-1
Maison15 203
株式会社 tobiraco「香りお試し便」係
お申し込みいただいてから、ほぼ1週間以内にお届けできるようにいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
ーーーーーーーーーーーーーーー