トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「職員に利用者さんが合わせていた、ということがわかりました」
知的障害者の施設で長年働いてきた知人は、このように話しました。
支援員には自分のやり方があります。そのやり方に利用者が慣れてきた頃に支援員がやめてしまう。また新しい支援員がきて、また新しいやり方に利用者が合わせる。
支援員は、前の支援員を見ていないからわからないけど、利用者の側が新しいやり方に合わせているんですよね。前の支援員と正反対なやり方だと利用者は戸惑ったりします。すると支援員は「なぜ、できないのか」と思ったりします。
知人は、長年、そこの施設で働いているからこそ定点観測ができ、利用者が支援員に合わせているということが見えてくるわけです。
これは、何も知的障害者の施設に限った話ではありません。
学校でも同じことがいえます。先生のやり方に子どもが合わせていたり、先生の顔色を見て子どもが、自分がとるべき行動を判断していたりすることがあります。先生の機嫌が悪そうな時はおとなしくしていようとかね。
でも、先生の顔色を見て判断できないのが発達障害の子なんです、と木村順先生(作業療法士)にお聞きしてなるほどと思いました。空気が読めないというのは、先生の顔色を見て判断できないということでもあり、だからよく叱られてしまうわけです。
ここに気づく先生がいたとしたら、この点だけでも優秀な先生ですよね。
親子も同じで、親の顔色を見ながら子どもが行動していることってあると思います。
親の顔色を見てやりたいことをやれないとしたら、それは子どもにとって決して幸せなことではないでしょう。
支援員の話に戻ると、理想的な支援員さんというのは、支援しているように見えないけど、じつは利用者が自分の意思で動けるように環境を整えていたりするし、困ったときにいつでも、相談しやすい存在であったりもする人ではないかと思います。
トビラコ店主より
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