お知らせ一覧

2019.07.22

トビラコへようこそ!
 
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
 

「クラスメートの価値観に無理に自分を合わせることに膨大なエネルギーを使ってしまった。これはエネルギーの無駄遣い。本当ならもっと有意義なところに使うべきだったのに」
 

平岡禎之さんの『続 うちの火星人』(光文社)に、出てくる一文。発達凸凹さんでもある妻(ワッシーナ)が、ご自分の中学時代を振り返っての話です。
 
そうすることがなぜ楽しいのか、まったくわからないけど、クラスメートに合わせて楽しそうなふりをする。そして、ぐったり疲れる。この繰り返しだったそうです。
 
思春期は、まわりに合わせることができない自分を責めたり、自分の性格が悪いと思ったりしがちです。
 
でも、自分の特性を知って(自己理解)いたら、うまくかわしたり、自分を責めたりしないですむはずと、この本には書かれています。
 
あんなに無理して合わせることはなかったのだ、と気づいたワッシーナさんが掲げた家族のモットーは、
 
「できないことは、やらなくていい」。
 
お子さん全員が発達凸凹さんなので、このモットーは生きる上での指針にしてほしいとの願いが込められています。
 
やれることとやれないことがはっきりとわかれる発達凸凹。やれないことを無理にやろうとすると「気分障害」などの二次障害を起こすと、ワッシーナさんは心配しています。
 
先日から、この店先コーナーで触れてきた「過剰適応」の話そのものです。
 
「過剰」にまわりに合わせようとするために、本来の自分とはかけ離れたキャラクターを演じてしまう人もいるかもしれません。でも、これは、ボディーブローのように後になってきいてくると思うのです。
 
自分の特性を理解する「自己理解」は、思春期に自分を救うキーワードになるんじゃないかと思います。
 
無理に合わせないですむ術、できないことをうまくかわす術を身につけられるといいですよね。それは「孤立」するのではなく、友だちと一緒にいながらも「個」を持ち続ける知恵といえるかもしれません。
 
この本は、またきちんとご紹介しますね。
 
 
 

トビラコ店主より

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