トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「多動」といっても、いろいろな多動があります。
小さいうちは、体がじっとしていない多動。
興味を引くものが目に飛び込んでくると、まわりが目に入らなくなります。道路の向こう側に目を引くものがあれば、あっという間に飛び出します。数秒、手を離しただけで人混みの中に紛れ込んでしまうことだってあります。
だから、多動な子の外出には、迷わずハーネス(迷子ひも)をつけましょう、とこのコーナーで何回かおすすめしています。
「犬の散歩みたい」という無責任かつ、何の役にも立たない(ときに有害な)人たちの感想は無視しましょう。わが子の安全が最優先です。
で、その多動な子が幼児期を卒業して、小学校に入ると今度は口が多動になって、思いついたら状況かまわず、相手どう思うか考えずに口に出してしまうことがあります。カッとなると相手に手が出てしまうこともあります。もちろん、みんながというわけではありません。そうなったときにどうするかという話です。
『続 うちの火星人』(平岡禎之著 光文社)に登場する、作業療法士の小浜ゆかりさんによると、何か思いついたことを口にする前に、数秒おいて、一度深呼吸するといいそうです。とりあえず、そうすることで自分自身が落ち着くし、考える時間ができます。
カッとなってすぐに手が出たり、大声で暴言を吐いてしまう男の子には、こんなアドバイスをしたそうです。
手にミサンガをして、カッとなったら、ミサンガが目に入ったら深呼吸しよう、と。
小浜さんの支援を受けていた、男の子は、その通りにして、衝動的な暴力行為がおさまったそうです。もちろん、少しずつ時間がかかりましたが、最終的には暴力は一切なくなりました。彼は成人してからもこの工夫がとても役に立っているそうです。
深く呼吸をするということは大事なんですね。呼吸が浅くなっているときは落ち着きを失ったときです。トビラコ店主も、思いついたことは口にしないと気がすまない時があるので、深呼吸という手法を取り入れようと思いました。
トビラコ店主より
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