お知らせ一覧

2019.08.02

トビラコへようこそ!
 
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
 

100の知識よりも、ひとつの体験談が役立つことがあります。
 
目の前でこだわり特性を大いに発揮して騒いでいる子に、いったい親はどう振る舞ったらいいのか。途方にくれたときに、同じ体験をした人だったりします。
 
たとえば、食べようと思っていたピンクのお砂糖がかかったドーナッツを、それと知らずにほかのきょうだいが食べてしまって大変な騒ぎになったとします。他の種類のドーナッツがいくつもあるのに、
 
「ピンクのドーナッツが食べたかった!!!」
 
と騒ぎだして、暴れたときどうしたらいいのか。外は雪。ドーナッツ屋さんまで歩いて30分(これは本当にあった話)。30分かけてもピンクのドーナッツを買いに行ったほうがいいのか、騒ぎがおさまるまでほっといた方がいいのか、それとも子どもを説得する方法があるのか。そういう、日常的なことを知りたいと思っている親は多いはず。
 
そんなとき、「泣きたい気持ちでピンクのドーナッツを買いに行ったら落ち着いたよ。小さな願いを叶えると、自分を大切にしてもらっていると思えるみたいよ」「そうそう、自分を大切にしてもらっていると思えるようになると、こっちの言うことも聞くようになるよね」という話。「うちの子も、小さい時にそうだったけど、大きくなるとだんだん言わなくなったよ」というちょっと先輩親の話。それが、今困っている親たちの何よりの助けになることがあります。
 
同じ目にあった人の話は説得力があります。
 
「具体例を教えてほしい」と聞かれることを嫌がる専門家がいます。「子どもによって対処法は違います」「子育てに正解はありません」と続くわけです。それはその通りかもしれません。でも、知りたいのは、同じ目にあっている人が、どのようにして切り抜けたのか。そこなんですよね。同じようにしてうまくいくとは限りません。でも、自分と同じような思いをして泣きたい気持ちになった人が、今、笑顔で当時を振り返って話してくれる。そういう人がいるだけでも励まされます。
 
「知識」を否定するわけでは、もちろんありません。知識は大切です。知識を得ることで子どもの特性を知ることができますからね。
 
でも、決して知識が先ではなく、子どもが先です。知識に子どもをあてはめるのではなく、子どもを理解するときの助けが知識です。
 
このような現場感覚を大事にしている雑誌のひとつが「発達障がい専門誌 きらり。」です。サブタイトルに「障がいを生きる。楽しく生きる。」とあります。
 
編集長の朝倉美保さんは、ご自身が当事者です。その朝倉さんにお目にかかる機会を得ました。お話を聞きながら、専門家の話と子育ての現場とでは、距離が生じてしまうことががあるとを感じました。そのあたりをとても上手にすくいとっているのが朝倉さんであり、「きらり。」です。
 
機会があったら、ぜひ手にとってみてください。近々tobiracoでも、販売させていただくことになりました。

 
 
 
 

トビラコ店主より

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東京都大田区東雪谷1-12-1
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株式会社 tobiraco「香りお試し便」係

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トビラコが編集した本

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