トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「自律神経」を意識しましょう、というお話です。
発達障害の子は、そうでない子に比べて自律神経の調整がうまくいかないことが多いそうです。なので、自律神経のことを知っておくと、ケアの手助けになるのではないでしょうか。
で、自律神経とは何かという話から。
「NHKテキスト 趣味どきっ!カラダが変わる!自律神経セルフケア術」というテキストを買いました。発達障害は関係ないのですが、テレビと連動したテキストなのでとてもわかりやすいんです。講師は、自律神経に関する書籍が多数ある医師、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん。
自律神経とは、自分の意思ではどうにもならないけど、24時間休みなく生命維持のために働いてくれるコントローラーのようなものです。
心臓がばくばくする、汗をかく、体温調整する、緊張すると血管が収縮する、ご飯を食べて胃腸が消化する(以下略)などなど、すべて自律神経が働いてくれています。
自律神経には「交感神経」「副交感神経」があります。
交感神経はアクセル。心身が活発に活動しているときは、交感神経が働いています。心拍数が上がり、血管は収縮するなどしてアクティブモードです。
副交感神経はブレーキ。副交感神経が働いているときは、体はリラックスモード。心拍数も下がり、血管は拡張。
自律神経が整っていると、必要に応じてアクセルとブレーキが切り替わるので心身ともに体調がいいのですが、自律神経はちょっとしたこと乱れやすいそうです。
前置きが長くなりましたが、自律神経の乱れを防ぐためには「心地良さ」を自覚し、積極的に「心地良さ」を取り入れることだと小林先生は、テキストで語っています。
どういうことかというと、
自律神経の乱れ=不快(無意識な場合もある)。
不快を払拭→「快(心地良さ)」=自律神経が整う。
というわけで、自分がどのような状態だと「心地良い」のかを知っておくことだといいます。ペット(ぬいぐるみでも)に触れる、好きな音楽を聴く、好きな香りを嗅ぐなどなどなど、心地良い状態が自律神経を整えるそうです。
で、発達障害の子は、「心地良い」という感覚がわかっていないことがあります。常に交感神経のまま副交感神経に切り替えるができないと、そうなります。アクセルを踏みっぱなしだから、疲れます。ストレスがたまります。夜は眠れなくなります。そこで、「心地良さ」ってこういうことだよ教えてあげて、副交感神経のリラックモードに切り替える手助けをしましょう。
お世話になっている放課後デイの支援員の方は、アロマオイルを入れた手浴や足浴を子ども達にさせながら「この子たちに、気持ちいいという感覚を体験してほしい」と話していました。
自律神経という言葉は使わなくても、自律神経を整えることをしていたんですね。
トビラコ店主より
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