お知らせ一覧

2019.08.24

トビラコへようこそ!
 
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
 

「不登校問題は、いのちに関わる問題」
「脅しのような叱咤激励よりも、大丈夫のタネをまこう」
「親の不安から、子どもの存在を否定するような暴言を吐くのはやめよう」
「生まれてきてくれたこと、あなたが生きているだけで、母さん、父さんは幸せだよ、を伝えよう」。
 
これ全部、NPO法人フリースペースたまりば(神奈川県川崎市)理事長西野博之さんが伝え続けていることです。「フリースペースたまりば」というのは、主に不登校の子どもたちの「居場所」です。
 
その西野さんが、先日、NHKあさイチの特集「夏休みあけに増える不登校 子どもにどう接する?」という特集に出演されていました。久々にテレビ越しにお目にかかる西野さん、昔と全然変わっていませんでした。
 
西野さんは30年以上にわたり、学校に(ときには家庭にも)居場所のない子どもたちを受け入れてきました。西野さんとは、20年以上前からの知り合いで、子育て雑誌編集者時代にはとてもお世話になりました。
 
「フリースペースたまりば」にも何度かお邪魔しました。そこで見たのは「居場所」を見つけた子どもたちのイキイキとした姿です。みんなでカレーを作ったり(何度かご馳走になりました)、庭で生地から作ったピザを焼たいり(窯があります)、楽器を演奏したり、マンガや読書をしたりしている子もいます。庭の一角でバスケットに興じている子どもたちも。
 
学校に行けなかったり、行ってもいじめられたりしている子たちが、「居場所を見つけるとこんなにも楽しそうになる」ということに胸を打たれた覚えがあります。
 
たくさんの子どもたちと過ごす中で、西野さんが得た結論は冒頭の言葉に集約されます。
 
西野さんからは、悲しい話もたくさん聞きました。
受験に失敗して自死したわが子の葬儀でも、まだ学校にこだわり続ける母親。〇〇校なら合格したはずだとか、親戚の〇〇は某付属中学に合格したとか、葬儀の場でそんな話を延々とする母親に、温厚な西野さんもさすがに怒りが抑えきれなかったようです。
 
「生まれてきてくれたこと、あなたが生きているだけで、母さん、父さんは幸せだよ、を伝えよう」
 
という西野さんの言葉の背景には、親に受け入れてもらえたなかった子どもたちの悲しみがあるような気がします。

 

で、番組で、「子どもが学校に行きたくないと言ったら?」に対する西野さんの答えは、こちら。
 
●いきなり叱るのではなく話を聴く
 
●体に反応が出たら休ませる
 
●否定的な言葉に気をつける
 

学校は体を壊してまで、まして命かけてまで行くところではないというあたりまえのことを、ここで確認ということです。

 

ところで、「大丈夫のタネをまこう」っていいですね。

*NHKうわさの保護者会8/31午後9時半〜の回で西野さんのインタビューが放映されるかもしれないとのことです。
 
 
 

トビラコ店主より

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