お知らせ一覧

2019.08.25

トビラコへようこそ!
 
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
 

子どもの現場に関わる仕事をしていて、この人はいいなと思う人に共通しているもの。
 
それは、子どものSOSや緊急事態を敏感に察知するアンテナを持っていること。
 
自主保育りんごの木の創設者、柴田愛子さんに取材していた時にもそれを感じました。
 
取材が終わり、なかば雑談のように、最近の小学生は電話ではなくLINEで連絡取り合っているらしいという話になりました。同席したライターのお子さん(小5)もサッカーの仲間たちとアプリを使っているとのこと。で、ライターが言った次の話に愛子先生のアンテナがピンと立ちました。
 
「先日もLINEでサッカー仲間たちと近所の食堂ようなお店に集まる約束していたんです。でも、約束の時間になっても店には誰も来なくて、うちの子、お店を間違えたみたいとLINEしてきました。何でもLINEなんですよ」
 
それを聞いた愛子先生は顔をくもらせて「それ、いじめかもしれないわよ」と言いました。
 
ライターも私も、そこに思いが至らずハッとしました。ライターも「そういえば、ちょっと変だなとは思いました。。」と言いました。
 
やはり、愛子先生の言う通り、それはいじめの兆候でした。その後、男の子はサッカー部を辞めました。いじめがひどくなる前に辞めることができたのが、せめてもの救い。
 

不登校の子どもたちの居場所づくりを30年もの間してきた西野博之さん(NPO法人フリースペースたまり場理事長)もまた、子どものSOSをすぐにキャッチできる人です。
 
やはり、これも取材中です。西野さんの携帯がなると、取材中でも発信元を確かめて「ごめん、この電話だけは外せないから」と電話に出ます。そして取材は中断されます。取材が再開して、また電話が鳴ると出て、取材は中断ということが続きました。
 
「いま、この子の話を聞かなければ」とアンテナがピンと立つと、「ごめん、外せないから」といって電話に出る西野さん。子どもが発するSOSより優先するものってないよね、と教えていただいた気がします。
 
そうなんです、子どもが発するSOSより優先するものなんてありません。
 
子どもに関わって、いい仕事をしている人たちは、みんなそのことをわかっています。子どもにとっての緊急事態をいつでもキャッチできるアンテナが3本立っているんですよね。
 
 
 
 

トビラコ店主より

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