トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
文字は書いて覚える。というのが、大抵の学校のやり方です。
「書く」という行為は「運動」です。指や腕の筋肉を動かすことであり、その動きを脳にインプットさせます。
でも、運動がうまくいかないまま(不器用とか)、繰り返し字を書いて文字が乱れてしまったら、脳には異なった運動として入力されてしまうそうです。
なので、同じ動きができるような工夫が必要という記事(こころの科学 9月号)を読んで、なるほどと思いました。
その記事で、書くことが苦手な子への支援方法として、いくつか出ているのはこれまでここでもご紹介してきました。
たとえば、サンドペーパーを下敷きにする方法。力加減がうまくできない子でも、コントロールしやすくなります。市販の下敷きというのは、つるつる滑るんですよね。
サンドパーペーパーの下敷きは、学習支援に力を入れている放課後デイで教えてもらいました。で、実際に、子どもたちもうまく曲線や直線を書いていましたね。
力の入れ方にムラがあるという場合、ぜひお試しください。
それと、これは初耳というのが、記事に出ていました。
シェイビングクリームを紙に上に吹きかけて、そこに指で文字を書くという方法。
鉛筆を持たないので、力加減を気にせずに文字の形だけ覚えられます。
「指で書く」方法で、思い出したのは、ある公立小学校。学力が高いことで有名な学校なのですが、1年生の漢字の練習は、いきなり鉛筆を持って書かせずに、みんなで「空書き」していました。
空書きというのは、指で字の形をなぞることです。そうやって、文字の形を頭に入れていたんですね。
文字を書いて覚えるというのは、「文字の形を覚える」のが目的です。
そこを勘違いしてし、書くことが目的にみたいになって、繰り返し書くのがいいことだという風になってしまうのは、よくあることです。
繰り返し書いて覚えられないなら、別の方法を考えるほうがいいですよね。漢字の反復練習というのは、反復が「目的」(10回書いたとか)になりがちです。反復は「手段」、目的はあくまで文字を覚えることです。
トビラコ店主より
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