トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
子どもが「お腹が痛い」「頭が痛い」といったとき、原因がいろいろ考えられます。
痛いのはウソではないんだけれども、本当の原因は心の問題だったりすることもあります。
トビラコ店主も、小学校時代によくお腹が痛くなりました。親が心配して診療所に連れていってくれるのですが、そこでどんな風に痛いのかをうまく説明できたためしがありません。
診察台に横になり、お医者さんにお腹を押されて「痛いのは、ここ? それともこっち?」と聞かれているうちに、どこが痛いのかがわからなくなってしまうのです。
で、なんとなく、モヤモヤしたまま診療所を後にするということが時々ありました。
今、考えると、それは間違いなくストレスです。でも、その時代に子どもがストレスを抱えることは「ない」とされていたように思います。
子ども、とりわけ発達障害の子はストレスを抱えやすく、それが体に出やすいということが、『発達教育』(公益法人発達協会)9月号で特集されています。
「神経発達症のある子どもと心身症」という特集です。
余談ですが、ひと言。
「発達障害」ではなく、「神経発達症」という言葉を使う専門家がちらほらと増えてきたましたが、この特集で発信している先生も「神経発達症」を使っていますね。
数年前から、アメリカの精神医学会では「発達障害」ではなく「神経発達症」(Neurodevelopmental Disorders )と呼んでいます。
すごく大雑把に言うと、発達過程の段階で、なんらかの原因で「認知」「言語」「社会性」「運動機能」が阻害されているのが神経発達症の定義だそうです。神経発達症という名称になると、その子の抱えている困難がより明確になりますね。
神経発達症から、さらに枝分かれして、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)、限局性学習症(日本では学習障害)などがありますが、この特性のある子たちはとてもストレスに晒されやすいと、特集で書かれています。
新しい場面での強い不安、教室での疎外感、いじめなど、ストレスの原因は容易に想像がつきます。
そのストレスが最初にあらわれるのが体。お腹が痛い、頭が痛いといったときに、どのような特性であっても、共通するのは「子どもを安心させること」だと書かれていました。
お腹が痛い、頭が痛いは、不安だよ、ということ。やはり「安心」にまさる環境なし、と改めて思いました。
トビラコ店主より
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