トビラコへようこそ！
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「いつもと違う」が苦手な子にとって、大型台風はストレスになりますよね。
災害の種類は違いますが、東日本大震災にあった気仙沼のお母さんの話が少し参考になるかもしれません。お子さんは、自閉症です。
そのお母さんによると、「心の避難所」を用意してあげることが必要とのこと。
「心の避難所」とは、「これをしていると落ち着ける」というものです。絵を描くのでも、お気に入りのDVDを観るのでも、お気入りの絵本を読むのでもいいし、「いつもと違う」状況だからこそ、「いつもと同じ」が子どもを落ち着かせてくれます。
もし、避難所に行くことがあっても同じですが、「いつもと違う場所」では、お気に入りのものを携帯することも必要。可能ならお気入りの毛布、ぬいぐるみ、おもちゃ（音の出ないもの）、食器など。「いつも使っているお気に入り」がそばにあるといいと、お母さんは話していました。
そのお母さんのお子さんは緻密な絵を描くことが好きで、家でもずっと絵を描いていたそうです。当時お子さんが描いた絵を画集にしていただきました。
画集は、今も手元にあります。これ以上に緻密に描けないというくらいに細部までびっしりと描き込まれたガンダムのような大きなロボットや列車。すごい集中力で描かれています。絵の中に「心の避難所」を求めたのだろうなと思うと胸が詰まりました。
トビラコ店主より
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