トビラコへようこそ！
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
中川信子さん（言語聴覚士、こどもの発達を考えるSTの会代表）の勉強会おすそわけ、その２。
子どもから何かを引き出すのではなく、大人が変わる。そのためには「待つ」時間が必要という話。
「待つ」というのは、具体的にどういうことなのでしょうか。著書『心をことばにのせて』（ぶどう社）を読むと、一例として次のように書かれていました。遊びの場面での話です。
１）ことばや遊びが終わるのを待つ。
２）反応するのを待つ。
「待つ」を全面に出して書かれているわけではないし、言語聴覚士を向けて書かれていますが、子育てにも十分に通用しますよね。
「待つ」ができない例としては、次のようなものが挙げられています。
３）途中でさえぎる。
４）途中で入り込む。
う〜ん、これは、よくありそうですよね。子どもの話を最後まで聞かないで途中で口を出したり。急かしたり。とくに言葉がゆっくりな子には「待つ」が大事なんですね。
１）と２）を心がけるだけでも、大人が無理やり引き出したりしなくても、子どもから自然に出てくるものがありそうですね。先回りしてやってしまわない、というのも「待つ」につながりますね。
トビラコ店主より
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