お知らせ一覧

2019.11.18

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

 

「気持ちを切り替える」というのは、「折り合いをつける」ということでもあるんですね。
 
昨日、放課後等デイサービスのドキュメンタリー映画「ゆうやけ子どもクラブ!」を観に行きました。40年続く放デイ「ゆうやけ子どもクラブ」代表の村岡真治さんが上映後にトークをされていたなかで「切り替え」の話が心に残りました。
夏休み、セミを捕りに公園を決める話です。
 
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みんなは「野山公園」に行きたいと言ったんですが、
ユウトだけが、自分が好きな「上水公園」に行きたいと言いました。
そこで、ジャンケンで決めることにしました。
ユウトは負けて、「野山公園」に行くことになりました。
以前なら、絶対に聞き入れずに、職員を叩いたりしていたユウトですが、
「(行きたかった)上水公園は、木が高いからセミがとれないよね」とか
「野山公園の方がセミがとれる?」とかいろいろ言いながら、自分を納得させていました。
「行きたい」気持ちを切り替える力がついてきたんだなあと思いましたね。
自分を納得させるというのは、「折り合いをつける」ということなんです。
その力がユウトはついてきました。
 
——————
 
ここに気づく村岡さんたちの眼力もすごいと思いました。子どもの、こうした成長の瞬間を見逃さない。
 
ユウトくんが、言うことを聞いてくれてよかったというのではなくて、「自分を納得させる力がついてきた」と見ているんですよね。
 
そして、ユウトくんが、折り合いがつけられるようになった背景にには「共感」があると、村岡さんはみています。

 
映画では、ユウトくんがダンゴムを職員と一緒に探しに行く場面が出てきます。みんなでバスに乗ろうとしたときに捕まえたうちの1匹が行方不明に。
「ダンゴムシが逃げた〜」というユウトくんに、職員はバスに乗ることを急かすのではなく、「それは、大変だ」とばかりに一緒に探してダンゴムシを見つけます。
 
こうしたユウトくんへの共感があったからこそ、気持ちの切り替え、折り合いをつけることができたと、村岡さんは話していました。
 

子どもの一大事につきあえる支援員は、間違いなく質の高い支援ができます。子どもに信頼されるからです。ここまで高い解像度で見ている村岡さん、やはりただ者ではありません。

 
 
 

トビラコ店主より

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