トビラコへようこそ！
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
あけましておめでとうございます。
tobiraco（トビラコ）店主は、15年くらい子育て雑誌や単行本の編集をしてきました。子育てに関するいろいろな分野の専門家の話を聞き、読者のかたの役に立ちそうなことを雑誌や単行本でお伝えしてきました。
このコーナーでも、編集者時代から今日にわたるまで知り合った専門家や先輩母親たちの話を、時々（いつもではありません）お届けするようにしています。
編集者時代に知り合って印象に残っているなかに、ある小児科医の先生の話があります。
「医者は母親の直感にはかなわない」という話です。
え、お医者さんなのに、そんな非科学的なことを言ってもいいの？ 最初はそう思ったのですが、話を聞いてそういうこともあるんだと感心しました。
あるお母さんが、子どもの瞼（まぶた）が、ピクピクしていておかしいと、小児科医のところへ連れてきました。お母さんによると、瞼がピクピクしたことはこれまでに1度もなかったそうです。小児科医は、（瞼がピクピクしたくらいでと思いながらも）いろいろ調べましたが、異状は見つかりませんでした。これで一件落着になるかと思いきや、そうはならず、お母さんは「そんなはずはない、もっと調べてほしい」と食い下がりました。
小児科医は、（たぶん、調べてもムダだと思うけど）そんなにいうならと、自分が勤務していた総合病院につなぎました。総合病院で精密検査をしたところ、脳の血管だかにほんのわずかな血液の塊が見つかり、すぐ手術となったそうです。手術をした医師は「お母さん、よく気がつきましたね。来るのがもう少し遅かったら、お子さんはどうなっていたかわかりません」と言いました。
いつも見ているからこそ感じる「なにか、変」。小児科医の先生はつくづく「母親の直感には、かなわない」とおっしゃいました。
トビラコがお世話になっているブロガーのアマミモヨリさんのお子さんのお子さんは自閉症スペクトラムです。自閉症スペクトラムということがまだわからない頃に、ベビーカーに乗った息子さんが近所の子ども好きのおばあさんにチョコレートを差し出されたのですが、目の前に何もないかのように無反応だったそうです。アマミさんは「何か変、何か変」と思いながらその場を立ち去ります。
で、やはり、その直感はあたっていました。発達支援センターで「自閉症スペクトラム」という診断が下ります。
「何か変」という直感は、あたることが多く（もちろん、思い過ごしということもありますが）大切にしてほしいと思います。
このように、役に立つかもしれない話やまったく役に立たない話もお届けしますが、本年もよろしくお願いいたします。
トビラコ店主より
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小学館の子育てサイトHugKum（はぐくむ）に記事を書いていました。
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【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。
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＜返信用の封筒にお書きにいただくこと＞
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84円切手が貼られていない場合は、お送りできませんのでご注意ください。
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〒 145-0065
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株式会社 tobiraco「香りお試し便」係
お申し込みいただいてから、ほぼ１週間以内にお届けできるようにいたします。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』（小学館）
『発達障害 あんしん子育てガイド』（小学館）
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