お知らせ一覧

2020.03.14

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

「困り感」が先、「商品」が後。この順序で生まれた商品は長く愛される可能性がかなり高いと思います。
 
今でこそ、翌日配達が当たり前になっているヤマトの宅急便は、「田舎から柿がいつ届くかわからない」という困り感から生まれたそうです。
 
大急ぎで事情を説明しますと、昭和の真ん中よりも後くらいまでは、個人の荷物を引き受けていたのは国鉄(当時)や郵便局です。調べれば他にもあるかもしれませんが。ともかく日にちの指定なんてできませんでした。親の田舎から送られてきた餅の半分がカビていたり、洋梨の3分の1が悪くなっていたりしたのを、トビラコ店主もうっすらと覚えています。
 
翌日配達という、当時は誰も思いつかなかったシステムを考えたのが、宅急便の父と言われるヤマト運輸の先代の社長小倉昌男氏です。当時は社内で猛反対されたそうですが、結果として世の中の輸送のあり方を変えました。
 
「田舎から柿がいつ届くかわからない」という声は、マーケティングとかではきっと拾えなかったでしょう。当時、そんな声を聞こうとする人がほとんどいなかったからです。
 
ひとりの人の何気ないつぶやきが聞こえる人がいなければ、生まれなかった商品というのは他にもたくさんあるような気がします。マーケティングをしていたら生まれなかった商品ともいえるかもしれません。
 
(もうかりそうな)商品を作りたい→ターケットになりそうな人を集めて声を聞くという手法では生まれない商品があります。そして、いい商品は思わぬところから生まれてくると最近考えるようになりました。
 
急に身近な話になりますが、「目にやさしいmahora(まほら)ノート」もまた、「ノートの白い紙は、目がチラチラして見づらい」という発達障害の人たちの困り感から生まれました。
 


 

ノートを開発した大栗紙工さんは、発達障害に詳しかったわけではありません。でも、90年にわたりノートを作り続けてきた会社です。たまたま、白い紙のノートが使いづらいという「困り感」を聞いて、なんとかしたいと思ったのでした。
 
そして、発達障害の支援団体「一般社団法人UnBalance(アンバランス)」さんの協力を得て、発達障害の人たちの困り感を徹底的に聞き取りました。
 
「目にやさしいmahora(まほら)ノート」をトビラコで発売したところ、「こういうのを待ってました」という声とともに早速、買ってくれる方たちが次々とあられました。
 
「田舎から送られてきた柿がいつ届くかわからない」「白いノートだと目が疲れる」。こうした声が聞こえてくるかどうか。これに応えようとする人(企業)がいるかどうかですね。
 

トビラコ店主

 
 

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