トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
コロナ騒動の陰に隠れてしまって、世界自閉症啓発デーのさまざまなイベントが中止になってしまいました。
仕方ないとはいえ、自閉症への理解を深めるせっかくの機会だったのに残念です。
大人の自閉症当事者が語る機会が増え、これが理解への何よりの助けになります。
「私は自閉症。これが私が生きている世界」は、自閉症で俳優志望の21歳の女性、サスキア・ルピンさんが語る自閉症の人の感じ方です。動画をぜひご覧ください。乗り物に乗ったとき、自閉症以外の人間にはなんでもないことが、当事者をこんなにも不安にさせていることがリアルに伝わってきます。
電車が発車する音は、まるで爆音。
耳について離れないボールペンをカチカチする音。
突然聞こえる笑い声は、彼女を不安にさせます。
急に消えたりついたりする電気は、何か不吉なことが起きる予兆のように感じられます。
おびえる彼女に投げかけられる、乗客の刺すような視線。
バリバリと何かを食べる音。
すれ違いざまの少しの接触が、まるで突き飛ばされたように感じる。
予定にはなかった電車の遅延(急な変更)。
予測不能の出来事、耐え難い音。公共の乗り物は、自閉症の人を不安に陥れる要素に満ちています。子どもなら、その場でパニックを起こすのももっとだと思えます。
それでも良き理解者もいます。サスキアさんは切符売り場の親切な男性に助けられた話をします。電車の遅延や行き先が変更になったときに、しなければいけないことを細かく教えていたそうです。それが、どれほどの助けになったかとサスキアさんは語っています。
それにしても、急な変更やさまざまな音を恐怖に感じる世界で生きることは、かなりのストレスだということがわかります。当事者の発言は、本当に参考になりますね。
トビラコ店主
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