トビラコへようこそ！

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

親の不安は何倍にもなって子どもに伝わる、ということを取材先の先生に聞いたのは子育て雑誌の編集者時代。
 
「不安の塊（かたまり）」が子どもの小さな体に入り込んでいくのだから、濃いものになるのだろうというイメージで聞いていました。青いインキを１滴、10ℓの水に垂らしたのと、１ℓの水に垂らしたのでは濃さが違うというイメージでしょうか。
 
先日、お世話になっている放課後デイの施設長から、こんな話を聞きました。
 
大人たちが「怖い、怖い」と言葉に出す回数が増え、子どは漠然とした不安を感じるようになったのではないか。そのせいかどうか、家で1日５時間くらいネットをやっている子が少なくなくネット依存が心配。そもそも親自身が不安でひっきりなしにスマホを見ていて、親子でネットに依存している状態なのだそうです。
 
根拠なく楽観視するのは危険ですが、かといって考えても仕方のない不安に支配されるのもまずいですよね。不安に感じること自体は当然ですし、悪いことではありません。でも、先日来、お伝えしているように「不安に感じている自分」を「やさしく観察」しつつも、今やるべきことに集中できるようになるといいですよね。
 

コロナウイルスに負けないための大事な５つは、不安に支配された思考回路から脱出するのにいいかもしれません。
 

 
とくに４の「感謝の気持ち」、５の「大事なことは考え続けよう」ができなくなってきたら、かなり不安に支配されているといえるかもしれません（自分への問いかけです）。
 
いくら、私たちが不安がったり、怖がったりしても、コロナウイルスがなくなるわけではありません。ウイルスの感染拡大を抑えて、静かに去るの待つしかありません。不安を解消するためにネットを見て、よけいに不安になることもあります（これも自分への戒め）。

 

していけないこと（３密、不要不急の外出）と、しなければならないこと（石鹸での手洗い）は、はっきりしています。それだけ守って、あとはむしろ楽しめることを見つけましょう。もう、すでに楽しみを見つけている人たちも、私のまわりにはいます。
 

 
 
 

トビラコ店主

 
 

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