トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「よく頑張ったね。でも字をきれいに書くともっといいよ」
「すごいね、いっぱい頑張ったね。でも字は相変わらず汚いね」
大人はほめたつもりなのに、当の子どもは落ち込んでいる。頑張ったのに全然ほめてもらえなかったと思っている。その原因は「でも」です。
妹はいつもほめられるのに、僕がバカだから「でも」っていつも言われるとして、落ち込んでいる子の話を読みました。打ち明けている相手は通級相談室の先生。『こころの科学』2019年9月号で見つけた記事です。専門誌ではありますが、専門外の人間にも通用する内容なので、一部をご紹介しますね。
「でも」の思わぬ副作用を先生は説きます。
この子は知的な能力に問題があるわけではなくて、ぎこちない動きをする子らしいです。なので、鉛筆を持ってきれいな字を書くことが難しいのかもしれません。
保護者には「ふざけて真剣に取り組もうとしない」と映るようですが、相談員の先生によると、それがその子の精一杯の防衛手段なのだといいます。動きのぎこちなさが、「自信を奪う」という心の問題にまで及んでいるということです。そうなると、援助を受けたという実感も持ちにくくなってしまうそうです。せっかく一生懸命頑張っても、いつも「でも」という否定が待っていれば、そうなります。
自信をなくしている子にとって「でも」は余計な一言だし、「でも」がいつも脳裏に焼き付いて、「どうせ、自分は何をやってもダメ」が刷り込まれてしまうという話。私もつい言ってしまっているかもと反省しました。
ほめるときは、その一点だけに集中。「でも」以下は、別の機会に。自分に置き換えればわかるかも。「服のセンスはいいけど、靴がいつもダサいよね」とか「お料理上手だけど、なんかいつも器がいまいちよね」と言われてしまうと、「靴がダサい」「器がいまいち」の部分だけが耳に残って、ほめられた気になれないですよね。
ほめるときは、全力でその一点だけを。
トビラコ店主
********************************
3周年ありがとうキャンペーン実施中。お買い上げいただいた方全員にtobiracoオリジナルグリーティングカードプレゼント!さらに、2,500円以上お買いあげの方の中から、毎月抽選で3名様に、tobiracoの商品をプレゼント!
********************************
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
********************************
ウェブサイト以外でも発信しています。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
********************************
【香りお試し便のお知らせ】
tobiracoでは、発達障害の子のための「補完医療」として療育アロマを発売しています。
tobiracoの療育アロマって、どんな香りなの?
という方のためには「香りお試し便」(費用は切手代のみ)をお届けしています。
「香りお試し便」は、
専用の厚紙のスティック(試香紙)に「おだやか」と「きりり」の香りを染み込ませてお届けします。
詳しくはこちらから。
********************************
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
********************************