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2020.05.11

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

感覚過敏の一種に味覚過敏がありますが、これはひとことでまとめることができない感覚なんですよね、いろいろな人の話を聞いてそう思いました。
 
知り合いの息子さん(ADHD)は味覚過敏。小さい頃は、五目焼きそばの具を全部とり出さないと食べられなかったそうです。具そのものはどれも好きなんだそうです。お肉も、イカも、キャベツも、もやしも。でも、口の中で一緒になると、吐き出したくなるそうです。
 
お寿司の海鮮巻きがダメという人もいます。イカもエビもマグロもイクラも好きなんだけど、それが一緒になると気持ち悪くて食べられないんだそうです。
 
味覚過敏というと、例えばご飯を砂を噛んでいるように感じたり、マカロニサラダの感触が気持ち悪くて食べられないなど、ひとつの食べ物に対して独特の感覚を持ったり、過敏になったりする特性は、ようやく知られるようになってきました。偏食といえば偏食なんですが、理由あっての偏食ですね。
 
でも、偏食ではないけど、「混ざると食べられない」という「味覚過敏」はあまり知られていないような気がします。
 
五目焼きそばのお子さんの話を聞いたのが10年以上も前のことで、その時は「感覚過敏」や「味覚過敏」という言葉も知らず、そういうこともあるんだくらいにしか受け取っていませんでした。
 
今でも、おそらく一般的にはその程度の理解だと思います。家庭内ではわかっていても、ほとんどの人が知らない場合は、やはり説明が必要になる場面が出てきますよね。
 
特に学校がそうです。「行儀悪い」と注意されるかもしれません。でも、具を別々にしないと食べられない「感覚過敏」「味覚過敏」の特性があることは、学校の先生にはあらかじめ伝えておいた方がいいのかなと思います。先生に理解してもらっていれば、少なくとも注意されなくてすみます。
 
先生自身も勉強になるはずです。その子だけではなく他の子が助かることもあるかもしれません。具を取り出して食べていたあの子も、「味覚過敏」なのかもれない。そんな風に、先生が気づいてくれればその子の特性も理解してもらえるようになります。
 
すごく細かい話かもしれませんが、こういうひとつひとつの具体的なことの積み重ねって意外と大事なんじゃないかと思います。給食は毎日子どもが直面している問題ですからね。今は給食お休みですが、いずれ始まる給食のためにも。

 
 

トビラコ店主

 
 

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