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2020.05.22

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

休校が長引く中、家庭での学習にはどこの家でも苦労しています。
休校中の家庭での勉強に関するあるアンケートを読んでいたのですが、親子バトルが勃発するなど、どこの家でも四苦八苦していました。
 
当然です。教師は勉強を教えるプロです。勉強を教えてお給料をもらっています。教室には、勉強に関係したものしか置いていません。学ぶ環境が整っています。
 
家庭はその正反対です。親は教えるプロでもなければ、家庭は勉強に無関係なものだらけです。テレビもあればゲームもあります。学校と同じように勉強ができるはずがない、というところからスタートした方がいいように思うのです。
 
教師だって、家庭でわが子に教えるとなると感情的になってうまくいかないことがあると聞きました。「こんなことも、わかんないのか」とわが子につい言ってしまった先生の話も聞いたことがあります。この先生は、わが子だけではなく家に近所の子どもたちを集めて教えたそうです。昔の話なので、牧歌的ですよね。でも、他人の子を教えるということで、わが子に感情的にならずにすんだわけです。
 
勉強を教えるプロですら、わが子と1対1だとうまくいかないんです。
 
プリントができていなかったら、できていないで、いいんじゃないでしょうか。それでも不安というなら、ひとつだけ提案。教科書を子どもに音読してもらったらどうでしょうか。音読は脳を活性化してくれるそうです。読みの困難がある子なら、文節ごとに「/」を入れてもいいですし、読めない漢字があるようなふりがなをふってもいいですよね。
 
勉強の遅れが不安と思われるかもしれません。でも勉強の遅れは取り戻せます。文科省もこの点はおそらく考えているはずです。3か月の休校でこの先の人生が大きく変わったりはしないでしょう。親が今、必死になって教えて子どもを勉強嫌いにさせたり、家の中の空気を悪化させない方がいいように思います。
 
私はむしろ親のストレスの方が心配です。在宅勤務、家事、子どもの世話をするだけで精一杯のはずです。今後の仕事や経済的な不安を抱えている人もいるでしょう。そこにもってきて、子どもの勉強をみるというのはどう考えても無理です。無理ゲーです。家の事や子どもから自分を解放する時間を、意識して持つようにしてはいかがでしょういか。発達障害のお子さん4人を育てた堀内祐子さんは、子どもたちが寝静まった後に、スイーツを食べる時間を作っていたそうです。ご自分の趣味も大事にされていました。非常事態になると、自分をいたわることが後回しにされたり、忘られてしまいがちですが、こういう時期こそ自分いたわり時間は必要だと思います。
 
食事の用意と快適な布団を用意できれば、もうそれで親合格と、作業療法士の木村順先生は話していました。
 
ただ、家庭の時間割というのは、ある程度決めておいた方がいいように思います。テレビやゲームの時間は決めておく、それがうちのルールーだからということは、親だからいえることです。

 
 
 
 

トビラコ店主

 
 

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