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2020.06.10

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

道具でなんとかする。道具があればなんとかなる。

姿勢保持用椅子「ザフ システム スクール」を開発した村上潤さんもそう考えるひとりです。
 
村上さんと気易く呼びましたが、株式会社アシストを起こした社長さん。今度、トビラコで村上さん開発の幼児用の椅子を販売することもあって、改めて村上さんの仕事をふりかえってみました。
 


 
う〜んと遡ると村上さんは保育士さんだったんです。もう30年以上も前のこと。当時、男性保育士は珍しかったと思います。もちろん、保育士の専門学校に通って保育士としての資格はお持ちでしたけどね。
 
ある日、村上さんの勤める幼稚園に肢体不自由の子が入ってきて、その子のために椅子を作るのですが、どうにもうまくいかなかったようで、そこから、村上さんの椅子作りが始まります。肢体不自由の子どもの椅子や道具を作っている工房を訪ね、結局、椅子づくりの道を歩むようになります。
 
体の不自由な子の椅子づくりを研究していくうちに、あることに気づきます。障害のあるなし関係なく「いい姿勢で座る」のは、人間の筋肉にものすごい負荷をかけているということです。そして理学療法士、作業療法士たちと研究して得た結論から独自の理論を生み出しました。
 
まとめると。
 
・背筋をピンと伸ばして座る=骨盤を立てたまま座る=起立した時と骨盤は同じ状態
 


 
・骨盤を立てた状態で座ると、筋肉に大きな負荷をかかる。

・よって、長時間背筋を伸ばして座ることが苦痛になってくる。

・それならば、骨盤を無理に起こすのではなくて、座ったときの骨盤の傾きをサポートしたままラクに姿勢を維持できるするシーティング技術(座位保持)が必要。
 

 

ということで、村上さんの理論に基づいた座位保持用の装置を考えました。椅子というよりも、座位保持用の装置なんです。
 
障害のあるなし関係なく、「座る」を追求した結果生まれた技術です。座ることの原点です。
 
村上さんとは、ある放課後デイで出会って、その考えに共感し、そこからのおつきあいです。特別支援教育は特別支援のみではなく、じつはすべての子に通用する学び方であり、配慮であるという点でどこか似ていると思いました。

 
 
 

トビラコ店主

 
 

 

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