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2020.06.21

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

手先があまり器用でないという人たちが互いに道具をすすめあっているのを、偶然立ち聞きしてしまいました。興味津々でどんなものがあるのか聞き耳立てていたのですが、やはりというものがあったり、あれもあるのになあというものがあったりしました。知らない方なので仲間に入ることができず残念でした。
 
ここで、トビラコでも手先が器用でない子がラクに使える道具をご紹介します。
 
1)靴紐を結ぶのが苦手 → キャタピラン
 

 
キャタピランは、特に手先が器用でない子(人)のために作られているわけではありません。アスリートが靴紐を気にせずに走れるように開発されました。でも、手先のことがうまくできない子のためにいいと口コミで広がっていきました。特別支援学校の先生も保護者の口コミで知り、他の生徒にもすすめているようです。
 

2)ハサミでうまく切れない →Cast カスタ

 

 
カスタネットを叩くようすると切れるので、この名があります。手の不自由な人も使えるユニバーサルデザイン。紙を挟んで押すだけできれいに切ることができます。刃先がカバーされているので安全。特別支援学校の先生にお見せしたら「多動の子にいい」と言われました。その先生によると、ハサミの刃先を人に向けたまま机にぶつかったりするので、ハサミは危険なんだそうです。なるほど、そいういう観点からもおすすめですね。
 

3)カッターをうまく使えない →キリヌーク
 


 
カッターで紙を切るには微妙な力加減が必要になってきます。力加減がうまくいかないと紙を必要以上に深く切ったり、切らなくてもいいところまで切ったりします。このキリヌークは、商品名の通り、新聞や雑誌を切り抜くためのものです。刃先がわずか数ミリしか出ていないので安全。多少、力加減がうまくいかなくても大丈夫。新聞紙1枚分しか切れません。特別支援学校の先生に教えていただきました。
 

4)定規でうまく線を引けない →Qスケール15
 

 
この商品を開発したのが、静岡県立こども病院勤務で作業療法士の鴨下賢一先生です。指で押さえる部分が特殊シリコンのため、指が滑らずに線を引くことができます。ただ、この定規だと目立つので抵抗がある子もいるかもしれませんね。通常の定規の裏に滑り止めシールを貼って滑らないようにしてもいいかもしれません。「定規用滑り止めシール」はなぜかかなりお高いので、通常の「滑り止めシール」でも十分ではないでしょうか。「滑り止めシール」で検索してみてください。いろいろ売られています。
以上の1)〜4)までは、『発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志著 tobiraco編 小学館)でもご紹介しました。
 

5)リコーダーの穴をうまく抑えられない →ソプラノリコーダ用演奏補助シール ふえピタ
 


 
トビラコの人気商品のひとつ。リコーダーの穴をピタッと抑えるのはなかなか難しいです。しかも、楽譜をみながら、他の人にあわせながらなので、いくつものことを同時にしなくてはなりません。手先が器用でない上、目と手の協調運動がうまくできない子にとって、リコーダーは恐怖かもしれません。リコーダーが嫌で学校に行きたがらなかった息子さんのために、母親が開発しました。

 
ちょっとした道具でラクに簡単にできるようになるので、参考にしていただければうれしいです。

 
 
 
 

トビラコ店主

 
 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
 
発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
 

 
 
発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
 

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