トビラコへようこそ！

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

猛暑の8月よりも、むしろ6月の気候の方が厳しいという子たちがいます。
 
6月は真夏日かと思えば寒かったり、湿気が高い日があるかと思えばカラッとした日もあります。気候が不安定なのが6月。気温や気圧の急激な変化にうまく対応できずに情緒が不安定になる子たちがいます。このような子たちのために特別支援学校の先生がすすめてくれたのが、「ホット＆クールエコジェル」。ジェルを冷蔵庫で冷やして（冬はレンジで温める）、首筋にあてて使います。他にも似たような商品がいろいろ出ているようです。
 

 
いきなり首筋にあてるのではなく、深呼吸しながらゆっくりとあてるようするといいそうです。深呼吸することで、気持ちが落ち着けるようになりますからね。
 
情緒不安定になったり、パニックを起こしている子は、何が原因で自分がそうなっているのかわからないことが多いものです。先生の話によると、天候に左右されるのは自閉症の子に多いとか。天候の急変が続くときは、まわりが気づいて冷やしてあげることが大切と先生はおっしゃっていました。先生の学校では保護者も心得たもので、台風など気圧の変化が激しいときは、「先生、今日はうちの子、大変よ」と言って子どもを学校へ送りにくるそうです。
 

 
私自身、天候に気持ちも行動も大きく左右されていた時期があります。２０年以上前、神経科に通院していた時期です。通院できる日とできない日があって、雨が降っていると電車に乗ることができず病院にいけませんでした。でも天気がいいと気分が良くなって通院することができました。医師に「今日は、なんでこれたの？」と聞かれ、「今日は天気がよかったので来ました」と伝えると、カルテに私が言った通りに書くのです。当時、なぜ、そんなどうでもいいこと書くのかと思っていました。でも、それはとても重要だったのですね。気温や気圧の変化に左右されるということが、私の症状の特徴だったわけです。
 

 
 
体温の調節がうまくできない子のために、氷のうを使っている放課後等デイもあります。300円ショップとかで売っていると思います。写真の子は、顔が真っ赤にほてっていてぐったりしていました。体温の調節がうまくできないそうです。氷のうを首筋にあててもらうと、みるみる回復して元気になりました。
 

 
 
今年は、マスク着用の夏になりそうです。気温に情緒が左右される子、体温の調節が苦手な子は、くれぐれもお気をつけください。少しでも具合悪くなったら、体を即、冷やすことができるジェルや氷のうをおすすめします、というかご用意ください。マスクについてはいろいろいわれていますが、人のいないところではマスクなんしなくていいと伝えてほしいです。ほんとに、今年の夏のマスク着用は心配です。中国ではマスクしたままマラソンして亡くなった中学生がいますからね。
 
 
 

トビラコ店主

 
 

 

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