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2020.07.05

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 

「耳の聞こえにくいお子さんにいいんじゃないでしょうか」
 
知り合いのブロガーさんが、あるアプリを紹介してくれました。
 
ブロガーさんはくらげさんというペンネームで、
ボクの彼女は発達障害」の著者です。漫画ですが、とてもいい本です。聴覚障害とADHD当事者であり、妻のあおさんはASDです。ふたりの結婚生活を描いた、この漫画で私は発達障害の人(という大括りもいけないんですが)の日常生活を知りました。深刻な事態でもユーモラスに描くことができるのは、くらげさんの才能なんだと思いますね。
 
で、そのくらげさんからのおすすめアプリは、音声を文字に変換してくれるアプリ、UDトークです。ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。動画(約3分)でわかりやすく説明されています。
第1回UDトークって何?

 
声が文字化されるよさは、聴覚障害がなくても多くの人が知らずに体験しています。もっとも身近な例ではテレビのテロップです。ニュースもバラエティ番組も音声を文字化して画面に映し出していますよね。文字化もいわば「視覚支援」の応用編といえるかもしれません。
 
このアプリは、特に聴覚障害の人だけを意識して作られたものではないようです。こういう商品(サービス)は、きっかけがあるとすごく広がりますよね。量産できて手に入りやすいという好循環が生まれるからです。障害のある人に使いやすいものは、誰にでも使いやすい、ということを多くの人に知ってほしいと思います。
 
発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志著 tobiraco編 小学館)を作ったときもそうでした。取り上げている道具のほとんどが障害のある子(人)のために作られているわけではありません。あえて、そういうものを選んだのです。手に入りやすいからです。メーカーの人に事情を話すと、みなさん「それは知らなかった」ととても喜んでくれました。
 
自分たちが作ったものが、思わぬところで役立っているというのは、作っている側にとってもうれしいものです。
 
ICTの世界はすごく進化していますが、学校がそれに追いつかない場合もあります。保護者の側から、「合理的配慮」として学校に提案してみてはいかがでしょうか。聴覚障害だけでなく、話している内容は理解できないけど文字化されると理解できるという子にもいいかもしれません。

 
 
 
 

トビラコ店主

 
 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
 
発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
 

 
 
発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)
 

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