トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
気持ちの切り替えが難しい子がゲームやネットとうまくつきあえるようにするために、親は何をしたらいいのでしょうか。
「ゲーム依存」という言葉も飛び交ったりしています。悩ましい問題ですよね。
ゲーム・ネット・スマホとどう付き合うか。
は、とても参考になる内容でした。執筆しているのは、吉川徹先生(愛知県医療療育総合センター中央病院子どもの心科部長)です。
吉川先生は、一時、NHKあさイチの発達障害の特集によく出演されていたのでご存知の方も多いかもしれません。
ここで私が注目したのは、「上手に”おしまい”ができるようにするために」という項目でした。気持ちの切り替えということにもつながります。
吉川先生は、子どものICTリテラシーの獲得で最も大切なことの一つが「おしまい」の練習です。と述べています。
気持ちよくおしまいにするためにできることとして、
1)ゲームは必ずおやつの前の時間にする
2)ゲームを時間までに終えることができたら、次回は10分間の回数券を用意する。
それと、ゲームは1日60分よりも、1日3回各20分のほうがいいそうです。これも「おしまいの練習」になりますね。
私なりの解釈ですが、1)はゲームが終わったらおやつ、というもう一つのお楽しみがあります。2)もまた、ゲームを約束の時間で終えたら、さらに次回からのお楽しみがあります。
約束を守ったらいいことがある。これが重要ですよね。
逆に、避けたほうがいいのは、
a.ゲームをやめて宿題をやりなさい、という。
b.今日はゲームをしてもいいよと許可した日だけゲームができる。
a.は、楽しいことの後に、楽しくないことが待っています。
b.は、ゲームをしていても、いつゲームができなくなる日がくるかわからないという不安がベースにあります。
aもbも、ゲームをやめたくなくなりますよね。没頭していたくなってしまいます。
吉川先生は続けて、子どもが気分よく「おしまい」にできるようになってきたら、少しずつ子どもの自律に任せるのがいいと述べています。
これは、子育てにも通じることですよね。ゲームだからと特別に考えるのでもなく、子どもが成長していく過程をイメージしながら、そこにゲームもあてはまていくということでしょうか。
吉川先生のお話、お時間のあるときに、ぜひご一読を。
トビラコ店主
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