「トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
「おしまいの練習」という言葉を、ゲーム・ネット・スマホとどう付き合うか。で知りました。ゲームを約束通りに終えるといいことが待っている、というようにするといいですよ、という吉川徹(愛知県医療療育総合センター中央病院子どもの心科部長)さんの話に出てきた言葉です。
これは、気持ちの切り替えの練習でもあるわけで、いろいろと応用できそうですよね。で、きっと、この練習のポイントは、いまやっていることをおしまいにすると次にいいことが待っているよ、が必要なんだと思います。
ところが、です。せっかく気持ちを切り替えようとしているのに、親が邪魔している場合があるんです。
たとえば、家庭学習で。プリント1枚だけやったら勉強終わりにしよう。こんな約束をしたとします。子どもは早く勉強を終わらせたいから、プリントをものすごい集中して早く終わらせました。
すると、
「え、そんなに早く終わったの。じゃ、もう1枚プリントやろう」
意外とこれを言ってしまうお母さんは多いそうです(編集者時代の取材先調べ)。
これほど子どもをくじけさせて、やる気をなくす対応はないかもしれません。私たちでも、早く出かけたくて仕事をさっさと終えても、次の仕事を与えられてしまったら、早く終えた甲斐がないと思ってしまいます。
取材でお世話になった先生が、よく「プリントもう1枚は地獄の入り口(笑い)」とおっしゃっていました。そこから親子でバトルが始まることが多いとか。
約束通りに終えたら、楽しいことが待っている。約束を守るといいことが待っている。そんな風にすると気持ちを切り替えることができたり、見通しを持って何かをできるようになるんじゃないでしょうか。もちろん、1回2回でうまくいうとは思えません。1、2回やってうまくいかなからといってあきらめず、何回かするうちに、だんだんと切り替えられて、それ「おしまいの練習」になると、吉川さんは語っています。
トビラコ店主
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