tobiraco（トビラコ）

2020.07.12

トビラコへようこそ！

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

あなたの家の本棚はどこにありますか。置いてあるところは１箇所だけでしょうか。それとも分散型？

先日、お邪魔した家は小一の男の子がペットにカメレオンを飼っているのですが、カメレオンの巣箱（といってもガラスのケース）の隣に本棚を置き、自然や生き物の図鑑がずらりと並んでいました。もちろん、爬虫類図鑑も。そして、巣箱の斜め下の壁には男の子の目の高さで、世界地図が貼ってありました。カメレオンの生まれ故郷を確認できます。

以前、私が取材した小学校でも、メダカの水槽の隣にメダカ関連の本が並べられていました。「知りたいと思った時にすぐに調べられるでしょ」と先生。ああ、確かにそうです。うちもかつてメダカを飼っていた時期があり、メダカの泳ぐ姿を観察するのが楽しみでした。そばにメダカ関連の本があれば、もっとメダカに詳しくなれたかも。

その教室では、メダカだけではなく、植物（種類失念）のプランターの近くにも関連の本をおいていました。調べ学習とわざわざ言わなくても、調べ学習したくなる環境になっていたのでした。

カメレオンを飼っている小1男子も、ものすごくカメレオンに詳しかったですね。カメレオンだけでなく、図鑑で字を覚え、世界地図でカメレオンの生まれ故郷であるマダガスカルの位置を確認し、物差しで体長を測定。国語、社会、算数、好きなことからどんどんいろいろなことを学んでいました。

ちょっと置き場所を工夫するだけなんですけど、興味関心が深まる環境ってあるなと思いました。

余談ですが、この家の図鑑もおすすめです。学研の図鑑で、スマホと連動していてスマホをかざすと掲載されている動物の動きを見ることができるうえ、付録のDVDはイギリスのテレビ局BBC制作の生き物ドキュメンタリーを収録。これは、お母さん絶賛でしたね。しばらく見ない間に、図鑑はすごく進化していました。

トビラコ店主

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小学館の子育てサイトHugKum（はぐくむ）に連載していました。
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