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2020.08.15

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
 
 

発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年間』(松永正訓著 中央公論新社)に登場する母の立石美津子さんは、講演や執筆活動など精力的に活躍されている方です。
 

 
重度の知的障害のある自閉症の息子さんを育てている立石さんの発言は、きれいごとも建前もなし。
 
たとえば、親の見栄で何が何でも普通級(学校)に入れるよりも、特別支援学級(学校)でその子にあった指導をしてもらった方がいいということを繰り返し述べています。重い知的障害のある子にとって理解できない分数の計算を教えられるよりは、お金の計算を教えてくれる方がはるかに役にたちます。もしお金の計算ができなければ、どうしたらいいのか。特別支援学校の先生なら、人に頼ることを教えてくれます。スーパーで、お財布を見せて、ここから買った分のお金を取ってくださいと言えばいいのです。これも、立石さんの話に出てきます。
 
おそらく、あとからくる人の道先案内人としての役を自ら買って出ていらっしゃるのではないでしょうか。なかなかできることではありません。
 
その立石さんと漫画家のChaccoさんの対談記事を見つけました。いろいろと参考になることが多いんじゃないかと思いますので、こちらにご紹介しますね。
 
発達に偏りがある子、成長にどう寄り添う? 「上手に人に頼る子育て」【漫画家Chacco×講演家立石美津子対談】
 

対談のポイントは、次の通り。
 
●福祉制度は、適切な制度を必要な時に活用できるよう、早めに頼っておいたほうがいい。
 
●頼れる先はたくさん作っておいたほうがいい。
 
●親がなんでもしなきゃと思わないほうがいい。
 
●療育手帳は、将来のためにも今から取得すべき。手帳がないと福祉の制度を受けられないことが多い。
 
●わからないことは、わからないと正直に言って助けてもらえるようになること。
 

人生100年時代、親なきあとのことを考えると子どもの自立を考えざる得なくなるわけです。自立とは、ひとりでなんでもすることではなくて、困った時、わからない時に人に助けを求められることです。本当は、障害のあるなしにかかわらず、誰にでも言えることですけどね。

 

 

 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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