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本田秀夫(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授で精神科医師、医学博士)先生は、発達障害の専門医として20年にわたって活躍しています。
その本多先生の記事を見つけたのでご紹介します。障害名にこだわるのではなく、困り感によって配慮すべきで発達障害は少数民族と、一貫して言い続けてきました。
発達障害をどう理解すればよいのか? 障害別ではなく、独特のスタイルをもった別の「種族」
「発達障害」ということが、あまりよくわかっていなかった雑誌編集者時代に、本田先生に取材させていただきました。今思えば、なんという幸運だったのでしょうか。
本田先生を推薦してくれたライターのお子さんが、発達障害でした。当事者や当事者の親が紹介してくれる場合、いい先生に巡り会う確率はかなり高いです。
本が売れたとか(当時、本田先生はご著者があったかなあ)、テレビに出ていたからという理由だけで取材すると、あれれということがなくはないんですよね。
それはともかく、本田先生のスタンスは昔もいまも変わっていません。というか、時代が本田先生に追いついたといえなくもないです。

5年くらい前に取材させていただいた里山の昆虫館のようなところ。
当時、取材させていただいた記事のポイントだけ、こちらにご紹介しますね。
「思春期までに自尊心の貯金を」というタイトルです。
●「この子は発達障害だから」ではなく、「こういう困りごとがあるから、配慮しよう」と考える。
●自閉スペクトラムの子は、思春期に不登校や自傷行為などの問題が生じやすく、不安障害やうつなど、様々な精神疾患を発症しやすい。よって、幼い頃から周囲が特性を理解し配慮すれば、「自尊心の貯金」ができて、くじけにくくなる。
●苦手なことはその子の特性と関連しているので、通常の子の何倍も努力しても克服は難しい。その努力は得意を伸ばす方に使うようにする。
●机に向かうよりも、生活体験の中で学習させる。お手伝いをしてきた子は、成長してからの問題が少ない。
●毎日(土日も)同じ時間に起きて生活リズムを整えるようにする。
●家と学校以外に居場所を作る。学校で友達関係がうまくいななくなっても、もう一つの居場所があるとダメージが少なくてすむ。
以上は、『発達障害 あんしん子育てガイド 幼児から思春期まで』(tobiraco編集 小学館 2017年発行)
参考にしていただけたらうれしいです。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)