トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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触覚過敏の子に、アロマ粘土の遊びをおすすめしています。粘土に触るのが苦手でも、好きな香りを混ぜると触れるようになって触覚過敏が緩和されることがあるからです。手軽にできるという理由で紙粘土がいいと思ったのですが、次のステップとして小麦粘土がよさそうですよ。
『aromatopia』の最新号に掲載されている「発達障害とアロマセラピー」を読むと、あれ、ここまで粘土の感触を強調したほうがよかったのかも、と思いました。写真は記事の一部です。
- 発達障害とアロマセラピー、共同執筆。tobiracoの療育アロマの医療監修者の朱先生と久保先生の共同執筆。
写真のアロマ粘土は小麦粉(強力粉)に水、塩、食紅を混ぜています。小麦粉ならベタベタの度合いをいくらでも調整できますね。小麦粘土で遊んでいる女の子はASDの小学6年生。触覚過敏で粘土を触ることができなかったそうですが、好きなラベンダーの香りを混ぜることで、徐々にベタベタの感触を楽しめるようになりました。そして、クッキーやカップケーキも作れるようになったといいます。
小麦粘土の女の子は「苦手を克服できた」という達成感を味わうことができたそうです。それが次のチャレンジにもつながりました。苦手なら無理に触れなくてもいいんじゃないかと思われるかもしれません。それは半分正しくて、もしかしたら半分、可能性を潰しているかもしれませんね。

沖縄の砂を使った箱庭。さらっとした感触です。
「苦手克服」は、発達障害の子にはなじみません。嫌がることを無理にさせることもないのですが、何かきっかけがあって苦手が苦手でなくなるなら、それに越したことはありません。この女の子の場合、きっかけが好きな香りだったわけです。香りの力ってやはりすごいと改めて実感した次第。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)