トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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なにがうれしいかって、「使ってよかった」というお電話をいただくとほんとうに作ってよかった思います。
先日、たまたま土曜に出社したら、待っていたかのように電話が鳴りました。土曜日の電話は、出るのをためらいます。発送業務もお休みですし、すぐに対応できないケースが多いからです。
でも、なんだか出たほうがいいような気がして出たところ、「トーキングゲーム は、そちらで販売しているんですか?」という問い合わせでした。
トーキングゲームは質問カードに書かれた質問に答えるだけ。まわりの人はそれを聴くだけのシンプルなゲームです。
聞いてみると、自閉症の息子さんが通っている施設から借りて家で試したところ、イキイキと話したそうです。
「息子が、こんなこと考えていたのかと新鮮でした」というお母さんの感動が電話越しに伝わってきました。
ああ、今すぐお届けしたい。でも今日は土曜日。なので、Amazonでも販売していることをお伝えしました。
トーキングゲームは、もともとアスペルガー症候群の男の子のために、特別支援学校の先生が手作りしたものです。その先生と一緒に製品化したのがトーキングゲーム。なので自閉症の男の子には、とりわけ向いているのかもしれません。
「会話の第一声が出にくい子にもいい」と放課後等デイの職員さんから聞いたことがあります。相手が話すのを「急かさない」「笑わない」「最後まで聴く」がトーキングゲーム の決まり。だから、話す方も安心して話せるのです。
「トーキングゲームを1週間貸してください」と放課後等デイから借りた男の子は、養護施設から通っていました。施設の職員相手に毎日トーキングゲームをしていたそうです。
トーキングゲームについての認識が決定的になったのは、2017年9月、NHKのあさイチという番組で取り上げられた時でした。
番組は発達障害の特集で、当事者でもあるタレントの栗原類さんが出演されていて、トーキングゲームについて「発達障害のある子は、自分の気持ちを聞いてもらえることが少ないんですよね。僕も小さいときに、こういうゲームが欲しかった」と聞いた時でした。
当事者の口から聞くと、胸を突かれるものがあります。トーキングゲーム を発売した年でした。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)