トビラコへようこそ!
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お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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学校と家庭が連携すると支援はすごくうまくいくと、佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)から聞いていました。
家庭を学校のようにしようというのではありません。その子の「困り感」を共有すること。学校と同じ方法で支援すると子どもの困り感が軽減されます。
たとえば、歯磨きの順序がわからない子に、絵カードを用意したとします。
ひとくちに絵カードといっても、子どもによってわかりやすさ、わかりにくさがちがいます。佐藤先生のところでは、こんなにいろいろな種類をつくっています。使ってみて、うまくいかないようなら改良していきます。
- 左に回していきます。
- 右に回していきます。
![](https://tobiraco.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/200327_sato-040-900x600.jpg)
カード式
![](https://tobiraco.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/200327_sato-042-900x600.jpg)
右のカードは上から下へすすみます。左のカードは左から右にすすみます。
もし、学校と家庭がちがっていたら、子どもは混乱してしまいます。大塚特別支援学校では、この歯磨きの手順を共有している家庭もあるそうです。学校とおなじものを使うので子どもも混乱なくうまく歯磨きができているそうです。
大塚特別支援学校は、教材の宝庫です。家庭と連携できるような教材もたくさんあります。いつか1冊にまとめてほしいと思っていたら、合同出版さんがまとめてくれました。『今すぐ使える! 特別支援アイデア教材50』(佐藤義竹著 大塚特別支援学校教材教員研究会編著 合同出版 20209/20)です。トビラコの「すきなのどっち?」「きもち・つたえる・ボード」(いずれも佐藤義竹先生手作り教材を製品化)もご紹介いただいています。
まえがきに次のように書かれていました。
これまで特別支援学校の教員として、さまざまな子どもたちに出会い、自分が何かを支援する以上に子どもからとても多くのことに気づかされ、学ぶことができました。(『今すぐ使える! 特別支援アイデア教材50』まえがきより)
やはり、いい支援ができる先生は、必ず子どもから学んでいます。これは100%そうなんです。子どもから学べる先生がいい先生です。自分が学ぶことができなくて、人に学ぶことなんて教えられないですよね。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
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