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〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
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話し出したら止まらない子。話があちことに飛んでしまう子。
(私も、じつはそうです)
せっかくの話が相手に伝わらず、場合によっては聞いてもらえないかもしれません。
(家の人に迷惑をかけていることもあるかもです)
こんなときに、「あれ、なんの話をしていたんだっけ」と話のテーマを思い出させたり、整理したあげたりすることを「枠組み」支援というそうです。
(自分で枠組み支援しています。何が言いたいかというと、〇〇というように、です)
あちこちに飛び出してしまう話の枠をつくって、順序立てて、きれいに整理して並べるという感じです。
(そうなんです。話を整理するとね、これこれで、と自分で整理しています)
言いたいことを、きれいに整理できない子のためには、こうするといいですよ、という話が愛読している『発達教育』(公益社団法人 発達協会)2020.10の特集は「自分の気持ちの伝え方」で紹介されていました。
たとえば、子どもが「生命体が、宇宙が、昨日、火星人、おもしろい・・・」と矢継ぎ早に話しはじめたら、早めに「なんのお話だっけ?」と問いかける。
(問いかけないと、延々と続きますからね。さらに脇道へもそれます)
すると、子どもが「昨日読んだ宇宙の本の話なんだけどね」とテーマを自覚し、明確にできるようになります。
(自分が何を伝えようとしているのかを伝えられます)
話がとまらない子には、話が暴走しないように、うまく誘導することが大事ということですね。せっかく話しているのに「ストップ」をかけられたら悲しくなります。でも、うまく誘導してもらえると、伝え方も覚えられるようになるのではないでしょうか。
知的障害のある弟も、話がとまらずにあちことに脈絡なくとんでいた時期がありました。そこで、わたしは、「話が変わるきは、話が変わるけど」と言うように教えたことがあります。実際、聞いていることらはついていけなくなって、しまいには聞いているふりして、いい加減に「うん、うん」となっていましたからね。
「話は変わるけど」が入るようになって、ずいぶんと聞きやすくなりました。おとなになったいまでも「話は変わるけど」といいます。人の話にちょっとはいりたいときには「ちょっと、いいですか」を前置きしてから話すといいということも教え、これも大人になったも言いますね。教えておいてよかったと思います。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
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