トビラコへようこそ!
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絵カードを使って、その日の流れを見せるという支援。おなじみの人にはおなじみです。
で、その流れをどれくらい細分化するのかというのが、きっとポイントになると思うんですよね。
たとえば、顔を洗う→洋服を着替える→食事をする→歯を磨く→学校へ行く。これで大丈夫な子もいれば、「洋服を着替える」のところや「歯を磨く」のところが、もう少し丁寧じゃないと、戸惑う子もいるでしょう。
1日のスケジュールにしてもそうです。絵カードの枚数が問題になり、ここが特別支援教育にかかわる先生の腕の見せ所でもあるようです。
1日という流れよりも、もっと短い時間の流れを見える化したスケジュールカードというのもあるんです。「学習」→「休憩」とか「歯磨き」→「トイレ」とか。
次はこっちですよ、という案内のようなものでしょうか。こういうものがあると、いちいち、「歯磨いたらトイレよ」と言わずにすみます。子どもが、絵カードをみて確認して、自分で行動をおこせるようになります。
そもそも、絵カードの目的は、言われなくても子どもがひとりで活動できるようになることです。指示待ちではなく、自覚しながら動けるようになることなんです。
ここまですべて、佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)の受け売りですが、絵カードの目的が明確です。
なので、その子にあわせて絵カードの種類や枚数を決め、その子の成長にあわせて、また変えていくというのが本来の使い方です。
絵カードセットをみて、「こんなにたくさん使わない」というのではなく、うちの子には必要な絵カードはこれとこれというように選んで使うようにするとうまくいくようです。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
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