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2020.10.11

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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来年創刊される保育士さん向けの雑誌に関わることになりました。
 
雑誌創刊に向けて、いろいろと動いてわかったこともあります。放課後等デイサービス(放デイ)が飽和状態なのに対して、就学前の療育の施設はまだまだ少ないそうです。
 
就学前の子が通う施設は「児童発達支援(事業所)」と呼ばれています。児童発達支援の施設が少ない理由はいろいろあるとは思いますが、ひとつには幼児の療育ができる専門家が少ないのかもしれません。あるいは支援は小学校に上がってからという風潮もあるように思います。
 
でも、発達障害とわかった時点で、療育を受けられると子どもに無理なく発達の手立てを講じてもらえます。親自身も子どもの特性を知るにつけ「育てにくさ」が自分の子育てのせいではないとわかるようになります。
 

 
今は、心ある保育園や幼稚園で発達支援を行なっているというのが現状ではないでしょうか。
 
先日も保育園の園長先生からお手紙をいただきました。
 
療育アロマを試したいということだったのですが、悩みも書かれていました。発達が気になる子が数人いるそうです。その子たちのために何かしたい。加えて、熱心に保育をしてくれている保育士さんたちの力にもなりたい。
 
このような趣旨のお手紙でした。園児と保育士さんと両方に配慮できる園長先生です。
 

 
アロマももちろんいいのですが、それ以前に、支援そのものを考えた方がいいように思いました。なので、特別支援学校の先生が行なっている巡回相談をおすすめするつもりです。意外と知られていないかもしれませんが、巡回相談の先生は園を回って保育士さんや園長、保護者の相談にのりアドバイスしてくれます。地域の教育委員会と連携しています。
 
教育委員会としても積極的に巡回相談を活用して、スムースな就学につなげてほしいと思っているはずです。
 
来週、教育委員会の人の紹介で就学支援に力をいれている園を取材してきます。来年の雑誌で記事にしますが、こぼれ話的にこちらにもお伝えしますね。
 
ちなみに、佐藤義竹先生も筑波大学附属大塚特別支援学校の巡回相談員でもあります。地域の園や学校で研修会を開いたり、先生や保護者の相談にのったりしています。今回取材に伺う園も佐藤先生と一緒に仕事をしている教育員会の人の紹介です。
 

 
巡回相談の先生は、医療、福祉の専門家と連携することもあるようです。専門家同士の連携による就学前の支援がもっと知られてほしい。ということで、来年から雑誌でも発信してきます。
 
就学支援に力をいれていたり、療育施設とうまく連携している園もあります。このタイプの園も、今月取材します。こちらもまたお伝えしますね。
 
発達が気がかりな子の場合、あるいは発達障害と診断された子の場合、やはり発達支援に理解のある園がいいと思います。入園前にこのあたりも率直に先生に聞いてみてもいいように思いますね。「特別扱いはしません」みたいな対応だとちょっと厳しいかもしれません。他をさがしてみましょう。いったん入園してもあわなければ、わが子を理解してくれる園に移ることにためらうことはありません。
 
3つ目の園で、ようやく子どもを理解してもらえる園に出会えたという人もいます。
 
 
 

トビラコ店主

 

 

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