「トビラコへようこそ!
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保育園や幼稚園を見学する機会があるときは、時期を意識するといいと思います。
先日、発達支援に力をいれている幼稚園を見学させてもらいました。
たしかに、見てすぐわかる、すぐ動ける「視覚支援」がなされていたのですが、同行した方がちょっと首を傾げました。
「園に到着してからすることの視覚支援が見当たらなかった」というのです。
たしかに、そう言えばそうです。
- 年中さん、絵カードを少しずつ減らしている。
- 年長さん、就学を意識した支援。
この幼稚園は、筑波大学と連携していて、発達支援の基礎ともいえる「お支度」の支援がないはずがないのです。
ふたりして、なんとなく不思議だと思っていたのですが、そのうち、ふと、いま10月だということに気づきました。
「視覚支援の最終目標は、それがなくなること」。筑波大附属大塚特別支援学校の佐藤義竹先生が聞いたことがあります。

広い園庭の一角に畑が。自分で植えたものは食べられるようになるそうです。
繰り返しますが、私たちがその園を訪れたのが10月です。つまり、もう「お支度の視覚支援」がなくても、子どもたちが自分でできるようになったと考えた方が自然ではないでしょうか。つまり視覚支援がうまくいっていたということです。
逆に視覚支援がうまくいっているのに、いつまでも視覚支援のカードがあるということは、その園の先生は子どもを観察していないのかもととることもできます。
もし、これが4月、5月だったら、きっと「お支度の視覚支援」はあったと思います。
というわけで、園を見学するときには、時期を意識するといいということを、今回の件で知ることができました。
トビラコ店主
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