「トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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数に親しむのに、昔から使われているのが「100玉そろばん」です。
玉をはじきながら、いつのまにか「10」のかたまりがわかるようになります。
「3」と「7」で「10」とか、足して10になる数を「10の合成」、10から3をとるとで残りはいくつ? なら「10の分解」ともいうんですけど。この感覚がのちの繰り上がり、繰り下がりの計算につながります。で、その10個の列が10段あるから100玉そろばんです。そろばんといっても、机の上においてパチパチはじくそろばんの形ではなく、立てて使います。玉もカラフル。きっとご覧になれば、ああ、あれね、というくらいに有名。
ところが、私の認識はちょっと古くて、アップデートしていませんでした。
「くもんの玉そろばん120」なるものがありました。これは、「100玉そろばん」を超えています。
ガイドブックの一部がこちら
100までの数はわかっても、それ以上になるとわからなくなるという子が、いることを学校の先生から聞いたことがあります。3桁のまんなかに「0」がつくのが、計算でももっともつまずきやすいところなんだとか。
「101」は、「100」の位から「1」の位に飛びます。ここがわからなくなるんでしょうね。で、「109」の次は「110」で、「100」の位と「10」の位、「111」は、「100」の位、「10」の位、「1」の位がそろっています。「120」まで数えていくうちに、慣れてくるというわけです。長く使うのなら「100」よりも大きな数も必要なんですよね、ほんとうは。
くもんというとプリントのイメージが強いんですが、いい知育玩具もたくさんあります。特別支援学校の先生が太鼓判を押すものもあります。私は、くもんの宣伝を頼まれているわけでもなんでもないのですが、やはり知育玩具部門で、くもんは抜きん出ていると思いますね。
「玉そろばん120」は、「玉はじき」といって、ただ、玉をはじくだけでもいいんです。指の運動になります。理屈抜きでおもしろいですよね。
もう少し、レベルが上がると、モノにあわせた数え方も覚えられます。りんごなら1個、2個、本なら1冊、2冊、飛行機なら1機、2機というように。「かぞえかたのシート」というのを差し込むと、モノのイラストとともに数え方(数助詞というそうです)が書かれています。
教えるというよりも、ポンと与えて好きに遊んでもらってもいいつくり。親もラクです。
入学を控えると、急に数や文字を覚えるプリントをさせる親がいますが、これはあまりよろしくないかも。どうしても親の焦りが伝わってしまって子どもが勉強嫌いになってしまいます。もちろん、子どもが喜んでやっている分にはいいんですけどね。それよりは、ふだんから、こんなそろばんで遊んでおくほうがいいかもしれないなと思います。

こういうのもいいかも。国立特別支援研究所の展示会で見つけました。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
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