「トビラコへようこそ!
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気持ちのコントロールを、子どもに教えるのはなかなか難しいものです。
おとなだって(私も含め)できないのに、子どもにどうやってそれを教えたらいいの?
ということを、いつもぼんやりと思っていたのですが、いい絵本をある人から紹介していただきました。有名な絵本なので、ごぞんじのかたも多いと思います。
「ガストンの きぶんを ととのえる えほん」(文・絵 オーレー・シアン・ショウ・シーヌ 訳 垣内磯子)シリーズです。
ガストンは、この絵本シリーズの主人公。ユニコーンの子。ときどき幸せになったり、そうでなくなったり、おこりたくなったり、かなしくなったり、こわくなったりすることがあって、これがきぶんだよ。とわかりやすくまず教えてくれています。
たとえば、『おこりたくなったら やってみて!』では、ガストンが怒りたくなる場面がいくつか出てきます。遊んでいるのにお風呂に入りなさいっていわれたり、遊ぼうとおもっていたのに突然雨がふってきたりなど、ありがちなシチュエーションが出てきて、ガストンは怒ります。
こんなときに、どうするか。「いかりのくも」を思い浮かべて、追い出す呼吸の仕方を教えてくれます。
よく、気分を整えるのに深呼吸、と言われます。でもそれだけではうまくいかないこともあるかもしれません。まず、自分がざわざわしている原因に目を向け、そのガティブな感情をイメージして、吐き出す。この呼吸法を、ガストンの絵とともにわかりやすく教えてくれます。ほかに、『かなしくなったら やってみて!』『こわくなったら やってみて!』『やきもちやいたら やってみて!』『ねむれなかったら やってみて!』があります。
作者のオーレー・シアン・ショウ・シーヌさんは、プロフィールによると、パリ第3大学で児童心理学に主眼を置いた情報とコミュニケーションで修士号を取得したのに、アニメ制作を経て、ソフロロジー(ヨガに基づいた心身を落ち着かせる呼吸法、分娩などでも用いられる)によるセラピーを教育機関で行っているそうです。
この呼吸法、大人でもいいと思います。ネガティブな感情を追い出す方法って、子どもに限らず大人でも必要ですよね。読み聞かせで人気というのもうなずけます。読み聞かせしながら、呼吸法のワークショップもできます。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)