「トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
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子どもの育ちについて、いろいろな人の話を聞けば聞くほどいろいろだと思う今日この頃です。
通常級はちょっと厳しいかもしれないよ、と言われた子。最初はたしかに厳しかったのですが、小学校3年生あたりから、勉強についていけるようになって、高学年では問題なく過ごしました。
逆のパターンもあります。
通常級でも大丈夫でしょう、といわれたのについてけなくなって、結局、支援学校へ通ってうまくいっている子。
「難しいかもしれない」「大丈夫でしょう」というのは、その時の、その子の様子をみての判断なんだと思います。あるいは、先生や支援員の経験上、そのように判断したのかもしれません。
学校の場合は、先生との出会いに左右されることが大きく、一概に子どもの育ち方だけではないかもしれません。たとえば、「通常級では厳しい」と言った先生は、その子が支援級での支援が必要なまま育つと思っていたのかもしれません。「通常級でも大丈夫」と言った先生は、今、支援級にあきがないから、通常級にいてほしいという学校側の事情が関係していたのかもしれません。
ただ、いえるのは、先生や支援員さんでも、その子のその後の育ち方を的確に言い当てることはできないということです。
「子どもの育ちは、よくわからない」という前提は必要。なので、「長いスパンでみていったほうがいいし、柔軟に対応していく」というの基本だと改めて思いました。
通常級、支援級の話にあてはめると、入学時に選んだ学級や学校(最終的に決断するのは保護者)が、そのまま固定されてしまうと思っている人がいます。なので、すごく悩むわけです。でも、途中からいくらでも変えることができるんです。なんなら、学校そのものだって変えることができます。何度もいいますが、子どもの育ちは、時間をかけないとわかりません。あまり決めつけずに、時間という養分吸収しながら子どもは育つというを考えると、かえって気がラクになりませんか。といって、発達が気になる子に「様子を見ましょう」と先延ばしにしてしまうのともちょっと違うんですけどね。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)