トビラコへようこそ!
〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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鏡の使い道というのは、いろいろありますね。
『発達が気になる子へのスモールステップではじめる生活動作の教え方』(鴨下賢一著 中央法規 2018年)を読んでいたら、口のまわりの汚れに気づかせるために、食事のテーブルに小さな鏡を置く方法が紹介されていました。
これは、ちょっといいかもしれませんよ。口のまわりを拭いてあげたり、「お口のまわり、汚れているよ。拭きなさい」と注意したりするよりも、「鏡を見てごらん」のほうが注意する回数が減ります。自分で口のまわりを拭けるようになるかもしれないし、食べこぼさないように食事ができるようになるかもしれません。
じつは、私も、仕事する時に机の上に鏡を置いています。これは、いきなりお客さん(いまはコロナで激減)がきたときに、鏡をみて髪の乱れなどをちょこっと直すために置いています。この方法は、以前働いていた職場の同僚に倣ったものです。机の上に鏡を置いていて、突然見えたお客さんと会う前に化粧崩れなどを整えていました。
知り合いの先生は、リビングに鏡をかけておくことを奨励していました。自分の顔が険しくなっていないかどうかをチェックするためです。その先生自身、職員室に鏡を置いて、鏡の前で笑顔になってから教室に入るようにしていたそうです。
鏡というのは、気づかせてくれる道具でもあります。口のまわりの汚れを気にしないで食べる子の横に鏡を置いてみてはいかがでしょうか。
ところで、今回ご紹介した『発達が気になる子へのスモールステップではじめる生活動作の教え方』は、前作『苦手が「できる!」にかわる!発達が気になる子への生活動作の教え方』(鴨下賢一監修 立石加奈子・中島そのみ著 中央法規 2013)を作業療法士の視点をさらに深めた本です。ご家庭なら前作、専門家なら本書がおすすめかなと思いました。どちらも良い本です。
こちらが前作。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)