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2020.12.08

トビラコへようこそ!

〜店先で、ちょこっとおしゃべり〜

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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アロマの手浴や足浴を療育の一環として取り入れている放課後等デイサービスがあります。
 

好きな香りの精油(エッセンシャルオイル)を、お湯を張った洗面器やバケツに手や足を入れた子どもたちが「きもちいい〜」と口々に言っていました。
 

 
これのどこが療育なの? 支援なの? と思われるかもしれません。療育アロマを販売する前の私も最初はそう思いました。
 

そんな私の気持ちを見透かしたかのように「あの子たちに、気持ちがいいという体験をしてもらっているんです」と話す支援員さん。
 

発達障害の特性として、いつも体が緊張していたり、自律神経の調整がうまくいかずに体がひえきっていたりすると、「気持ちがいい」がどんな状態なのかがわからないのだそうです。
 

冷えきった手足をお湯に浸しながら、お気に入りの香りを嗅ぐために深呼吸。
 

 
こうすることで「あたたかさ」「気持ちのよさ」がわかり、さっきまで緊張していた自分に気づくことができる、と支援員さんに教えてもらいました。
 

緊張状態があたりまえになっていると、大袈裟にいうと「生きているって緊張状態にあるもの」と思ってしまいます。でも緊張をほぐすきっかけがあると、そこではじめて「緊張しないですむ」世界がわかるようになるわけです。つまり「緊張状態にいた」自分に気づく(=「自己理解」)ようになるのだそうです。
 

やがて思春期以降に訪れるであろう「生きにくさ」。これも、自分のいまある状態を自覚できるようになるところから始まる、と支援員さん。そして自分をリラックスさせる方法をに身に着けることで、自分らしくいられるようになるわけです。
 

今だけの支援ではなく、これからのことも見据えた支援だったのですね。力のある支援員さんは子どもが自分らしくいられる環境をつくります。だから、いかにも「支援しています」という感じにならないのです。

 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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