トビラコへようこそ!
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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「療育」と「習い事」は違います。
療育は、発達になんらかの課題をかかえている子に特化しています。
たとえば、運動機能であったり、コミュニケーションであったり。学習面で何からのつまずきがあったり。つまずきといっても、発達の凸凹が原因のつまずきです。
苦手な部分をはっきりさせて、作業療法士や言語聴覚士、特別支援士、障害の特性に詳しい学習支援士などの専門家が支援していきます。
なので、まず最初にその子の課題をはっきりさせることなしに療育はできません。アセスメントといって、その子の課題、得意なところなどをみていきます。
そのうえで、保護者の意向をくみつつも、どこをどのように支援するかを療育の現場で決めていくわけです。保護者へのフィードバックも必ずあるはずです。
一般的な習い事とは、目的が違うので、やることも違います。
習い事はなにかが「できる」ようになることです。ピアノが弾けるようになるとか、バレエが踊れるようになるとか、泳げるようになるとか。どの子も一律に教えていきます。
療育は「できる」を増やすというよりも、その子の抱えている困難に焦点をあてて、「こうすればラクになる」「こうすれば自信が持てるようなる」ということを、専門家が丁寧に教えたり、体験させたりします。
一般の習い事や学習塾は子どもを「頑張らせる」ことをします。定型発達の子ならそれでもいいでしょう。でも、発達に課題を抱えている子にとっては、苦痛になります。結局、最も避けなければならない「できない」という挫折感を味わうことになってしまうかもしれません。
できない」という挫折感を与えるのは療育ではありません。、それは療育ではありません。もし、これから療育に通わせるという時には、どのような専門家が支援してくれるのかを聞いておくようにすることは大切です。
作業療法士、言語聴覚士、あるいは運動療育等の専門家がひとりも関わらないところは、療育とはいえないと思います。いくら建物が立派で、ホームページもきれいにつくられていても、です。
例を挙げるとすると、tobiracoが設立以来お世話になっている放課後等デイサービスの「ソラアル」さんは、いい療育施設を選ぶ参考になるかもしれません。
LDサポート・療育/児童発達支援・放課後等デイサービス「ソラアル」
小規模ながらも、とても質の高い療育をしています。スタッフを見てください。作業療法士(療育スーパーバイザー)、言語聴覚士、学習指導員(スーパーバイザー)、音楽療法士、造形美術指導員など、専門スタッフが充実しています。
子どもたちからも信頼されていて、「小学校を卒業したら施設も卒業するかと思ったら、ずっと通ってくれている」というので思春期の子を対象にした「ソラアル ピア」が設立されました。
療育の看板を掲げているなら、あたり前ですが、療育の知識と技術をもつスタッフは欠かせません。習い事とは全く違います。この点を誤解している人もいらっしゃるようなので、お伝えする次第です。
ただ、単に預かり(レスパイト)だけしてくれればいいというのであれば別ですけどね。レスパイトを否定するものではありません。必要な人もいると思います。でもせっかく療育に通わせたいというのなら、やはり専門家がかかわってくれるところへ。料金もおなじですしね。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)