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家の中で過ごすお正月って、時間がとても長く感じられます。
家に家族が1日中いると、コマーシャルでみるような仲良し家族でだけではいられません。小さな揉め事が勃発したり。イライラしたり。子どもも大人もそう。そんなときに、おすすめしたい絵本がこれ。
ガストンのきぶんをととのえるえほんシリーズ『おこりたくなったらやってみて!』(オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ文・絵 垣内磯子訳 主婦の友社)。
これ、前もご紹介したかもしれませんが、やはり改めて読んみていいなと思いました。
ガストンという子どものユニコーン(一角獣)のお話。
ガストンのたてがみは七色で、そのときどきの気分によって色が変わります。怒っている時は「赤」、幸せな時jは「黄」、やきもちを焼いた時は「ピンク」、すねているときは「青緑」、はずかしいときは「紫」、かなしいときは「青」、わるいことしちゃった時は「オレンジ」。
「気分」という目に見えないものがどういうものか。気分は、その時々によって変わる。それこそが気分。変わる気分が、たてがみの色でわかるようになっています。自分の今の気分を色にすることで、自覚することもできるわけです。専門的にはモニタリングなどといったりするようですが。子どもに「今の気分は何色?」と絵本を読みながら聴くのもいいかもしれません。
「ガストンのきぶんをととのえる」シリーズで、わかりやすいのは「怒っている時」の気分ではないでしょうか。小さな子でもわかります。わかるけど、どうしたらいいのかがわからない。だから、大声で叫んだり、きょうだいをたたいてしまったり、モノにあたったりするわけです。
そんなときは、独自の呼吸法で気分を整えるようにすすめています。最初は親子でやるにしても、ガストンがしているように自分で呼吸法をとりいれることができます。覚えてしまえば、外でもできるようになるでしょう。
人は気持ちを落ち着かせたい時は、思わず深呼吸します。体が心の整え方を知っているんですよね。
トビラコ店主
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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)